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フランスとその<外部> 

石井 洋二郎 編, 工藤 庸子 編
ISBN978-4-13-003203-2, 発売日:2004年07月下旬, 判型:A5, 304頁

内容紹介

フランスの内部/外部という区別の自明性を根本から問い直し,共和国・植民地・異文化・移民等々のテーマについて,言語・文学・歴史・宗教などによる多彩なアプローチを試みる.「地域文化研究」という学問の現在の到達点を示す意欲的論集.


主要目次

はじめに(石井洋二郎)
第一部 思考としての<外部> 

触媒としての<外部>――ヨーロッパ的「精髄」の回帰をめぐって(鈴木啓二)
フランスの歴史家と「ドイツ」――ミシュレとマルク・ブロックをめぐって(池上俊一) 
「抵抗」するフランス――精神分析の言語論的展開への道(原 和之) 
68年5月,ダカール――共和政体の翻訳論(真島一郎)

第二部 運動としての<外部>

開かれた国家理念が秘める閉鎖機構――フランス同化主義をめぐって(小坂井敏晶)
「持たざる者の運動」と自己表象のアート(稲葉奈々子)
シャルダンの「つましい望み」とムスリム少女のスカーフ――国家の宗教と個人の信仰(羽田 正)
暴力のエコノミー――新しいアメリカの世紀とその地平(増田一夫)

第三部 距離としての<外部>

「フランス」の肌の傷――フランツ・ファノン『黒い肌膚、白い仮面』を読む(管 啓次郎)
王国から植民地へ――マダガスカル、首都アンタナナリヴの変貌(森山 工)
不在の母語――モンテビデオ人としてのロートレアモン(石井洋二郎)
「アーリアの叡智」を求めて――ロティ/1900年/インド(工藤庸子)

おわりに(工藤庸子)


担当編集者から

 ブルデュ−やロートレアモンの研究者として知られる石井先生と,『ヨーロッパ文明批判序説』の工藤先生が編集された論集です.執筆者が集まって議論した会議に加え,メールでのやりとりにより,論文相互間の有機的なつながりが過度な緊張感をもって実現できたと思っております.英語や英米がヘゲモニ−をもっている現代世界の中で,「フランスにたいする両義的なスタンス」(石井「はしがき」viページ)をとった12人の知的営為は,我々を覚醒させるに十分なものがある,と思います.



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