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自己を認識し,他者と出会い,その心を読んでかかわりあう――社会的なコミュニケーションの基盤となる能力は,いつ,どのように形成され,発達していくのか.その進化の道すじとは.ソーシャルブレイン(社会脳)の謎に挑む最先端の研究の魅力をわかりやすく紹介.
はしがき (長谷川)
道案内 ソーシャルブレイン“ズ”の歩き方(開)
I 「自己」の発見――自己像認知の進化と発達
1 動物の自己意識(渡辺 茂)
2 自己像を理解するチンパンジー(平田 聡)
3 自己像認知の発達(宮崎美智子・開)
II 「自己」と「他者」の境界―身体感覚のメカニズム
4 自己と他者を区別する脳のメカニズム(嶋田総太郎)
5 脳の中にある身体(村田 哲)
III 「他者」と出会う―動き・視線・意図の認知
6 動きに敏感な脳(平井真洋)
7 目はこころの窓(友永雅己)
8 ソーシャルブレインのありか(加藤元一郎・梅田 聡)
IV 「他者」の心を読む――共感のメカニズム・心の理論の発達
9 他人の損失は自分の損失?(福島宏器)
10 知識の呪縛からの解放(松井智子)
11 ロボットに心は宿るか(板倉昭二)
12 自閉症児は心が読めない?(千住 淳)
終 ソーシャルブレインの探究(開)