日中歴史認識 在庫あり
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日中歴史認識 「田中上奏文」をめぐる相剋 1927-2010

服部 龍二
ISBN978-4-13-023059-9, 発売日:2010年02月中旬, 判型:四六, 360頁

内容紹介

日中歴史共同研究報告書の執筆者が贈る,日中問題の総決算――日本版『我が闘争』として知られ,時代の荒波に翻弄された怪文書「田中上奏文」を主題に,今日に至るまでの日中関係と歴史認識問題の全体像を描く.蒋介石,ローズヴェルト,トロツキー,松岡洋右,そして戦後の東京裁判・国際検察局,フルシチョフ,江沢民など,多彩な人物が繰り広げる群像劇を通じ,歴史の真相と本質に迫る.


主要目次

序 章 「田中上奏文」とは何か
第一章 昭和初期の日中関係――1927-1931
一 「田中上奏文」の起源――東方会議前後/二 「田中上奏文」の流通/ 三 駐華日本公使館と国民政府外交部/四 中国東北の排日運動
第二章 満州事変後の日中宣伝外交――1931-1937
一 満州事変/二 中国国民党と反日宣伝/三 上海事変と「田中上奏文」の流布/四 リットン調査団と日中論戦/五 リットン報告書と日中「協力」/六 国際連盟――松岡洋右・顧維鈞論争
第三章 情報戦としての日中戦争、太平洋戦争――1937-1945
一 日中開戦前後の宣伝/二 「田中上奏文」をめぐる情報戦/三 太平洋戦争におけるラジオと映画
第四章 日本占領と東京裁判――1945-1951
一 占領統治と「田中上奏文」の残像/二 国際検察局と日本外務省/ 三 東京裁判の迷走
第五章 冷戦と歴史問題――1951-1989
一 台湾――中国国民党と国府/二 冷戦下の「田中上奏文」/三 歴史問題の顕在化
第六章 歴史問題の再燃と日中歴史共同研究――1989-2010
一 天皇訪中前後――歴史問題の沈静化/二 歴史問題の再燃――江沢民訪日後/三 反日デモから日中歴史共同研究へ/四 「田中上奏文」問題の行方
終 章 日中関係と歴史認識
読書案内――歴史認識問題


担当編集者から

 2010年1月31日,3年におよぶ日中歴史共同研究の最終報告書が,ついに公表されました.日中両国がはじめて“歴史”について討議を重ねた画期的な試みのなかで,報告書の分担執筆を担ったひとりが,本書の執筆者である服部龍二先生です.共同研究に至る経緯は本書のなかで詳説されておりますが,本書は,報告書のなかでも服部先生が分析した「田中上奏文」を主題に,今日に至るまでの日中関係と歴史認識問題の全体像を描きます.
「支那を征服せんと欲せば,先づ満蒙を征せざるべからず.世界を征服せんと欲せば,必ず先づ支那を征服せざるべからず」――日本の中国進出を声高に唱え,その後の日本の振る舞いがあたかもその通りに進んでいく,この「田中上奏文」とは,いったい誰が,何の目的でつくったのでしょうか? そしてなぜ世界中に伝播したのでしょうか? いまも中国人民抗日戦争記念館(北京)に展示されているという,二万五千字以上におよぶ長大な文書をめぐる謎解きは,80年以上の政治ドラマを追い掛けた息詰まるドキュメントになっています.
『広田弘毅』(中公新書)にて従来の広田像を覆した服部先生が次なる魅せ場として描いた本書は,間違いなく傑作です.



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    ピンバック by Features | CHUO UNIVERSITY -Knowledge into Action- — 2012/10/3 水曜日 @ 14:00:56

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