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〈アメリカ人〉の境界とラティーノ・エスニシティ 「非合法移民問題」の社会文化史

村田 勝幸
ISBN978-4-13-026131-9, 発売日:2007年06月上旬, 判型:A5, 292頁

内容紹介

現代アメリカで最多人口の「マイノリティ」,ラティーノ(ヒスパニック)の人々.彼らに向けられてきたネイティヴィズム(「移民排外主義」)とそれに対抗する戦略のありようを詳細にみれば,「アメリカ人と非アメリカ人」のあいだの境界のダイナミズムが浮かび上がる.現代アメリカの形を歴史的アプローチから見る.


主要目次

序 ラティーノの問題化と「非合法移民問題」の再燃/再演
第1章 「人種化されたネイティヴィズム」の史的背景――19世紀末から20世紀初頭における移民・人種・同化
第2章 分析枠組みとしての「シヴィック・ネイティヴィズム」――20世紀後半の人種・エスニシティ論の展開
第3章 「非合法移民問題」の展開と利害対立の構図――1986年移民法の制定過程
第4章 LULACのエスノ・ポリティックス――「非合法移民問題」との出会いと「われわれ」の再編成
第5章 非合法移民擁護組織CASAの挑戦と挫折
第6章 「われわれ」意識の形成と揺らぎ――チカーノ運動、セサール・チャべス、「非合法移民問題」
結 語 ラティーノ・エスニシティの多声性[ポリフォニー]を理解するために


担当編集者から

 移民の国,「人種のるつぼ」であるはずのアメリカは,いまだに「非白人系」の大統領候補や政府要職就任が一つのトピックになる国でもあります.いったい,真の〈アメリカ人〉とは,どのような人をいうのか?
 かつては,アイルランド系の移民ですら〈白人〉とは見なされなかったこの国家の〈アメリカ人〉の境界は,いま主にメキシコ出身のラティーノの人々の上を,多様なポリティクスに揉まれて行ったり来たりしているようです.
 従来アフリカ系や日系に関心が集まってきたこの分野に,気鋭の若手研究者が語り口鮮やかに切り込みます.



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