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ザビエル来日から約1世紀の間,イエズス会士たちは,その宗教と信仰のすべてが偶像崇拝とされた地での布教のため,日本の実情に適応したキリスト教倫理構築を試みる.インドや中国の事例とも比較しながら,殉教者と潜伏キリシタンを生んだ歴史の背景に新たな光をあてる意欲作.
序 章 偶像崇拝とは何か
第一章 倫理神学上の偶像崇拝――ナバーロとスアーレスの議論
第二章 日本人キリシタンの行動規範――ロドリゲスの偶像崇拝論
第三章 主従関係と殺人の論理――ヴァリニャーノとゴメスの偶像崇拝論
第四章 聖職者の倫理をめぐって――ある内部告発文書の分析
第五章 迫害下の信仰告白――偶像崇拝論からの独立
第六章 典礼問題に与えた影響――ルビノの偶像崇拝論
終 章 日本の偶像崇拝論の特質