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法の性別 近代法公私二分論を超えて

フランシス・オルセン, 寺尾 美子 編訳
ISBN978-4-13-031182-3, 発売日:2009年09月中旬, 判型:A5, 288頁

内容紹介

離婚やDV(家庭内暴力)の裁判や,社会保障問題に浮かび上がる,「公私二元論」.女性を「私的領域」に押し込めてきた近代法の隠れた性格に対して,現代の法は,どのような理論を構築し,あらたな社会に適合したものに自身を変えうるか.比較法の視座としてのフェミニズムが,新たな法を構想するための問題群を提供する.


主要目次

I 法の性別
第1章 法の性別
第2章 家族と市場――公・私区分の二元論的理解
第3章 アメリカ法の変容とフェミニズム法学
II 近代法公私二元論を超えて
第1講 「公私」の区別/[コメント](中山道子)
第2講 市場と女性/[コメント](浅倉むつ子)
第3講 家族と女性/[コメント](棚村政行)
第4講 国際人権法と女性/[コメント](神長百合子)
第5講 性に関する権利、生殖に関する権利、そして性的暴力からの自由/[コメント](角田由紀子)
訳者あとがき(寺尾美子)


担当編集者から

ドメスティック・ヴァイオレンスは,かつて,家族の中の夫と妻の間のプライヴェイトな問題なのであり,司法が介在すべきことではありませんでした.意識は変わりつつありますが,例えば年金や,配偶者控除の問題に関連する法のそこここに,家庭の中(=非公共空間)で,無償の家事労働を行う女性の姿が仄見えるということはないのか,いまでもなお議論が続く問題です.フェミニズム法学の第一人者が,レクチャーのかたちで説く本書は,単に運動論ではない,ある知・研究のありようを具現化しています.



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