マルクス経済学を初学者向けに解説するテキスト.東京大学で長年にわたって経済原論を講義してきた著者が,ユーモアを交えた記述で「資本論」とその基礎理論を平易に説明する.150以上の問題と解説も掲載し,試験対策にも役立つ一冊.
序 論
第I篇 流通論
第1章 商品
第2章 貨幣
第3章 資本
第II篇 生産論
第1章 労働
第2章 生産
第3章 蓄積過程
第III篇 機構論
第1章 価格機構
第2章 市場機構の分化
第3章 景気循環
問題の解答
マルクス経済学と聞いて「懐かしいね」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか.さらに本書の目次を見て,「昔の原論とちっとも変わっていないじゃないか」と思う方も多いでしょう.しかし著者は,本当は本書のタイトルを「ちょっと変わった経済原論」にしたかったのです.「ちょっと変わった」というのは,これまでの経済原論の教科書とは少し違うという意味ですが,それは,問題と解答がタップリ用意されていたり,文章が著者による語りかけであったりすることだけではなく,これまでの経済原論にはなかった資本主義の新しい捉え方(変容論的アプローチ)を提示しているということもあります.決して古臭くない,資本主義の功罪が問われる今の時代だからこそ学びたいテキストです.