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混乱する教育の理念と価値観,繰り返される「改革」,変化する社会と子どもたち……,この現実をどのように言葉で語り,実践を切り拓くことができるか.「メディア」「格差」から,「人格」「学力」のとらえなおしまで,現代の教育学のキーワードを身につけるテキスト.現実を俯瞰し希望を語る教育理論の新しい見取り図.
I メディア
1章 言語(今井)/2章 知識(田中)/3章 美(今井)/4章 カリキュラム(田中)/5章 メディア(今井)
II 主 体
6章 身と心(今井)/7章 成長・発達(山名 淳)/8章 人格(田中)/9章 子ども(矢野智司)/10章 自律性(山名)
III 関 係
11章 学ぶと考える(田中)/12章 教育評価(越智康詞)/13章 悪(矢野)/14章 教育(山名)/15章 関係性(矢野)
IV システム
16章 学校(越智)/17章 教育政策(越智)/18章 公共性(小玉重夫)/19章 学力(小玉)/20章 教育学(田中)
学力問題や,英語教育,ワーキングプア,等など,教育に関連した話題には事欠きません.わが子をどうするか,熱心な議論がそこここで交わされていますが,「学ぶって何のためだっけ」「人間が生きることにとって,教育ってなんだっけ」という大きな議論が熱く闘わされている場面は,そういえば,あまり見なくなったような気がします.「キーワード」を冠する教育関連書は他にもあります.この本は,まさにこの21世紀初頭に生きることによりそう教育学の新しい地図として,構想されました.かつて「教育原論」が発していたメッセージは,コンセプトもまったく新しくなって,教育実践に,良い意味で,「使える言葉」を提供します.現代思想の一書としても,とても面白いです.