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海洋地球環境学 生物地球化学循環から読む

川幡 穂高
ISBN978-4-13-060752-0, 発売日:2008年11月中旬, 判型:A5, 280頁

内容紹介

地球的規模の環境問題を解決するためには,過去から現在に至る地球表層環境システムを系統的に理解することが不可欠である.本書は,海洋での実例を通じて,固相に残された化学的特徴の様々なパラメータを整理し,地球環境を支配する仕組みを解き明かしていく.


主要目次

第1部 地球表層環境システムの概略
1 地圏・大気圏・水圏・生物圏の概略/2 地球環境を支配する化学原理
第2部 地球表層環境サブシステムの仕組み
3 水と地球表層環境システム/4 温度と地球表層環境システム/5 陸域環境の海洋環境への影響/6 生物生産と地球表層環境システム/7 粒子状物質と地球表層環境システム/8 堆積物と地球表層環境システム/9 生元素の物質循環/10 熱水循環系の環境と地下生物圏


担当編集者から

 いま,人為的な二酸化炭素の増加を原因とする地球温暖化が危惧されていますが,地球の表層環境は,これまで自然の働きだけでも大きく変動を繰り返してきました.そこで,グローバルな地球環境変化がどのようにして起こるのかを知るためには,地球システムそのものがもっている環境変遷のプロセスの理解が不可欠となります.この地球表層環境システムは,無機的な物理・化学プロセスだけによって決定されるわけではなく,生物地球化学循環と密接に関係しています.
 海洋は地球表層全面積の約70%を占め,地球表層環境の重心として大きな役割を果たしてきました.また,海は堆積の場であるので,生物地球化学反応で形成された固相が海底堆積物として沈積し,地球表層環境を連続的に記録しています.
 本書は,とくに海洋での実例を通じてさまざまなパラメータを整理し,気相・液相と固相との相互作用を理解しながら,地球環境を支配する仕組みを解き明かしていきます.とくに固相に残された環境変遷の記録から何をどのように読み取るかについて,詳しく解説します.地球表層環境の過去・現在・未来を読み解くための基礎的な教科書として,活用していただければ幸いです.



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