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秋田蘭画の近代 小田野直武「不忍池図」を読む

今橋 理子
ISBN978-4-13-080212-3, 発売日:2009年04月中旬, 判型:A5, 400頁

内容紹介

江戸時代,日本在来の画材を使って,初めて洋画を描こうとした秋田蘭画派・小田野直武.平賀源内に洋画法を学び,『解体新書』の挿図を担当した画家は,いったい誰のために,何を意図してこの画を描いたのか――.静寂な風景画に見える一枚のなかに,中国美人画の文学的言説から,同時代の江戸風俗,鑑賞の遊びまでを見いだし,近代を先取り,近代でこそ再発見された絵画思考を甦らせる. 秋田蘭画全文献および美術館ガイドを所収.


主要目次

序 章 「不忍池図」が語るもの 
第I部 「不忍池図」が無かった時代
第1章 日本近代美術史上の秋田蘭画――平福百穂『日本洋画曙光』再考
第II部 トポスと象徴――「不忍池図」とは何か
第2章 トポスとしての不忍池
第3章 池の畔にたたずむ美人
第III部 視覚の仕掛け――「円窓」試論
第4章 円窓の内
第5章 框窓と借景――文人たちの窓
終 章 知られざる前衛志向
秋田蘭画全文献/秋田蘭画収蔵先ガイド など


担当編集者から

これまでに著者による花鳥画三部作――『江戸の花鳥画』(スカイドア),『江戸絵画と文学』『江戸の動物画』(以上,小会)――が刊行されています.これら江戸絵画における研究へと著者をみちびく出発点になったのが,本書でとりあげる「秋田蘭画」なのだそうです.今回,あえて一つの作品のみを論じていながら,そこには四半世紀におよぶ研究の成果が込められています.日本美術,文学,歴史に関心のある方,ぜひご一読ください.



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