TOP > 史料で読む アメリカ文化史【全5巻】

史料で読む アメリカ文化史【全5巻】

[シリーズ著者]

亀井俊介 編集代表

鈴木健次 編集代表

第1巻 植民地時代 15世紀末―1770年代  遠藤泰生 編

大航海時代以後の北米大陸を舞台にアメリカ先住民,ヨーロッパ人入植者,アフリカ人が繰り広げた大規模な文化の衝突と混淆の歴史を描く.とくに,植民の構想と挫折・各民族の生活習慣の変容・信仰・政治文化の発展などに焦点をあて,独立戦争の時代までを解説する.

第2巻 独立から南北戦争まで 1770年代―1850年代  荒このみ 編

植民地が英国から独立し,13州からなるアメリカ合衆国を形成していった18世紀後半から,アメリカン・ルネッサンスを経,やがて南北戦争が勃発し,連邦が二分するかもしれぬ危機に瀕した19世紀半ばすぎまでの史料を取り上げる.

第3巻 都市産業社会の到来 1860年代―1910年代  佐々木隆・大井浩二 編

南北戦争後のアメリカ社会の産業化・都市化は,20世紀社会の到来を予告する.都市文化発展の諸相を描くとともに,「進歩の時代」の問題を考える.

第4巻 アメリカの世紀 1920年代―1950年代  有賀夏紀・能登路雅子 編

第一次世界大戦後,新しい技術開発を基盤に世界一の経済大国となったアメリカは多様な民族・人種を抱えながら,経済的繁栄,不況,第二次世界大戦を経て,軍事力,経済力,特有の文明を背景にした「アメリカの世紀」の確立へと進んでいく.1950年代に至るアメリカ独自の文化形成の過程を描く.

第5巻 アメリカ的価値観の変容 1960年代―20世紀末  古矢 旬 編

「アメリカの世紀」は,その到来が最初に謳われてからわずか20年後,早くも内外において大きな曲がり角を迎えた.ヴェトナム戦争と公民権運動とは,「自由と平等」を根本的な価値として掲げるアメリカ民主主義に深刻な内省を迫り,パクス・アメリカーナを大きく揺るがせる.1960年以後,新しい世紀の前夜まで,アメリカ人の人間イメージ,空間認識,生活感覚はどのように変化したのかを問う.



刊行にあたって

 2001年9月11日の同時多発テロ事件は,世界中の人を驚愕させた.それに対するアメリカ側の対応もまた世界の各地に,反発,失望,賛同など,さまざまな感情や議論を呼び起こしている.加えてアメリカ国内でも世論は分裂し,多様な意見が衝突しているのが現状で,総じて国の内外で,あらためて「アメリカとは何か」という根源的な問いかけがなされている観がある.日本は過去一世紀半以上の両国関係の歴史を通してこの強大な国と複雑に結ばれてきており,政治や経済はもちろんのこと,身近な生活にもアメリカ的なモノ,アメリカ的嗜好や思考が――それらへの批判も含めて――抜きがたく織り込まれている.
 日本におけるアメリカ研究は第2次大戦後,目覚しい成果をあげてきた.しかし,その専門化が進むにつれて,アメリカ像は細分化され,その全体的な「生きた姿」がかえってつかみにくくなる傾きもなしとしない.この巨大で変貌ただならぬ国を知るためには,常にその原点をなす史料に立ち返り,歴史的な展望の下に理解を深め,かつ広げることが不可欠であろう.
 このたび刊行する『史料で読む アメリカ文化史』全5巻は,大きく進展してきたアメリカ研究,とくに社会史あるいは文化史の研究成果を生かし,日本人をはじめ世界の人々に大きな影響を与えてきたアメリカについて,「文化」を中心に据えて基本史料を新たな視点から集成し,解説を加えるものである.
 編集の基本方針としては,「文化」をその頂点をなす精神性に富んだ分野に限定せず,それを支えている裾野とも言うべき日常的な生活に根ざした領域を重視することに留意した.従来は視野の外におかれがちだった女性やさまざまな意味でのマイノリティ,あるいは大衆文化などに関する史料を,積極的に取り入れるようにも努めた.そして専門家ばかりでなく,アメリカに関心をもつ学生や社会人にも読んでもらえるように,史料は平易な日本語訳にし,できるだけわかりやすい解説を付するように心がけた.
 私たち監修者は,本シリーズが,アメリカを「生きた姿」にそくして理解し,また世界と日本との関係において把握するための,知的刺激に富んだ有益な基盤となることを望み,かつ信じている.
編集代表 亀井俊介・鈴木健次

各巻詳細

第1巻 植民地時代 15世紀末―1770年代

序 「文化でいく」ということ(亀井俊介)
概説 (遠藤泰生)
Ⅰ 「新世界」のヴィジョン
1 島々は緑濃く,空気は甘い香りがし――コロンブス『第1回航海日誌』(斎藤文子)
2 もう一つの建国神話――キャプテン・ジョン・スミス『ヴァージニア,ニューイングランド,およびサマー諸島総史』(藤原聖子)
3 契約による社会形成――ウィリアム・ブラッドフォード『プリマス植民地について』(斎藤眞)
4 丘の上の町――ジョン・ウィンスロップ『キリスト教的慈愛のひな形』(大西直樹)
5 ただ信仰のためではなく――ペンの聖なる実験と『アメリカ・ペンシルヴェニア植民地に関する表現』(1681年)(平井康大)
6 機会と成功の場所への誘い――ベンジャミン・フランクリン「アメリカに移住を希望する人びとへの案内」(中野勝郎)
Ⅱ 民族と民族の遭遇
1 スパニッシュ・フロンティア彷徨と捕囚の10年――アルバール・ヌニエス・カベサ・デ・バカ『インディアス報告記』(前田伸人)
2 北米先住民のことば,社会,文化――ロジャー・ウィリアムズ『アメリカの言語への一つの鍵』(白井洋子)
3 キング・フィリップ戦争と虜囚記――メアリー・ロウランドスン虜囚記(キャプティヴィティ・ナラティヴ)(荒このみ)
4 黒人種奴隷制社会の成立――1705年ヴァージニア植民地議会・奉公人と奴隷に関する法(遠藤泰生)
5 ディアスポラとアフリカ系「大西洋人」――オラウーディ・エクウィアーノ『オラウーディ・エクウィアーノあるいはグスタヴス・ヴァサというアフリカ人が自ら語る興味深い生涯』(中條 献)
Ⅲ 宗教/心の規範/意識
1 ピューリタン説教と共同体――ジョン・コットン「キリストは命の泉」(増井志津代)
2 ピューリタン社会における性差の形成――ニュータウンでの法廷におけるアン・ハッチンソンの審問(荒木純子)
3 千年至福期――ジョナサン・エドワーズ「リヴァイヴァルについての見解」(野村文子)
4 奴隷制――ジョン・ウルマン『日記』(野村文子)
5 奴隷の魂の声を聞く――スピリチュアルズ(藤永康政)
Ⅳ 暮らす/教える/学ぶ
1 ピューリタン回心体験ナラティヴ――『ケンブリッジ教会信仰告白』(増井志津代)
2 性と結婚における合理主義――ベンジャミン・フランクリン「ポリー・ベイカーの陳述」(亀井俊介)
3 天から稲妻を奪った男――ベンジャミン・フランクリン「稲妻について(現在アメリカで行われている)建造物や人間を,その悪影響から守る方法(藤井かよ)
4 ヴァージニア植民地の家庭教師――フィリップ・ヴィッカーズ・フィスィアン(矢口祐人)
5 ベンジャミン・フランクリンの公共性――『自伝』再読(藤原聖子)
Ⅴ 「自由」の表象
1 新聞の発行と出版の自由――ジェイムズ・アレグザンダー『「ニューヨーク・ウィークリー・ジャーナル」印刷人ジョン・ピーター・ゼンガーの事件と裁判』(鈴木健次)
2 代表なければ課税なし――ヴァージニア植民地議会「印紙法反対決議」,印紙法会議「印紙法反対決議」(中野勝郎)
3 アメリカを自由を求める人びとの避難所とせよ――トマス・ペイン『コモン・センス』(中野勝郎)
4 「自由の大義」への異議申し立て――独立反対派ピーター・ヴァン・シャークの手紙(中野勝郎)
5 肖像画から歴史画へ――ジョン・シングルトン・コプリーの絵画(矢口祐人)

第2巻 独立から南北戦争まで 1770年代―1850年代

概説 (荒このみ)
Ⅰ アメリカ人の誕生
1 自由・平等・幸福の追求――13のアメリカ連合諸邦による全会一致の宣言(独立宣言)(斎藤 眞)
2 新しい人種・新しい原則――クレヴクール『アメリカ人農夫の手紙』(鈴木健次)
3 国民になる方法――1795年連邦帰化法(遠藤泰生)
4 スレイヴ・パワーからブラック・パワーへ――フレデリック・ダグラス「奴隷にとって7月4日とは何か?」(荒このみ)
5 女たちの独立宣言――セネカ・フォールズの意見書など(伊藤淑子)
6 連邦の探求――エイブラハム・リンカーンの演説と書簡(中野勝郎)
Ⅱ 産業/経済/アメリカン・システム
1 農業立国と通商立国――トマス・ジェファソン『ヴァージニア覚書』,アレグザンダー・ハミルトン「製造業にかんする報告」(中野勝郎)
2 セルフメイドマンと労働運動――トマス・スキドモア『財産権に対する人間の権利』(安武秀岳)
3 蒸気船と商業共和国――「クラモント号の処女航海」(肥後本芳男)
4 捕鯨業は世界平和をもたらすか――ハーマン・メルヴィル『白鯨』(福士久夫)
Ⅲ 改革/ユートピア/個人
1 個人主義の真髄――ラルフ・ウォルド・エマソンの「自己信頼」(鈴木健次)
2 信仰復興(リヴァイヴァル)――フィニー「宗教のリヴァイヴァルとは」(野村文子)
3 シンプル・ライフはアメリカの夢――ヘンリー・デイヴィッド・ソロー「歩く」(藤井かよ)
4 世界化する宗教共同体――モルモン教会創始者『ジョゼフ・スミスの日記』(平井康大)
5 女の知性・男の知性――マーガレット・フラー『19世紀の女性』(伊藤淑子)
Ⅳ アメリカン・インスティテュート
1 教育の主役は子ども――エイモス・ブロンソン・オルコット『子どもの教育における原理と方法についての所見』(伊藤淑子)
2 娘たちはみな「レディ」――フランシス・トロロップ『アメリカ人の風習』(荒このみ)
3 女にも貯金通帳を――ファニー・ファーン『ルース・ホール』など(荒このみ)
4 南部プランターの世界観――ジョージ・フィッツヒュー『南部社会論』(佐々木孝弘)
5 再び建設される植民地――「アメリカ植民協会」設立書など(荒このみ)
Ⅴ コモンマンの暮らし
1 フロンティアの暮らしと政治風景――デイヴィッド・クロケット『テネシー州なるデイヴィッド・クロケットの生涯の物語』(亀井俊介)
2 ハドソン・リヴァー派の画家――トマス・コール「U字形湾曲」(佐々木隆)
3 歌ってあげよう,悲しい歌を――19世紀のアメリカ民謡(ウェルズ恵子)
4 先住民インディアンの祈り――「夜の詠唱」など(荒このみ)
5 信仰のなかのニューイングランドの生活――ハリエット・ビーチャー・ストウ『オールドタウンの人々』(伊藤淑子)

第3巻 都市産業社会の到来 1860年代―1910年代

概説 (佐々木隆)
I 都市とフロンティア
1 フロンティアの終焉――F・J・ターナー『アメリカ史におけるフロンティアの意義』(大井浩二)
2 先住インディアンの少年が見たアメリカ――カーライル・インディアン実業学校での体験から(鈴木 透)
3 自然保護運動の芽生え――ジョン・ミューア『カリフォルニアの山々』(藤原聖子)
4 ジョン・ハーバート・クイック「小麦の悲劇」 と「初めて見る大都会」(西蔭浩子)
5 ジョサイア・ストロングの危機意識――『我らの国』(大井浩二)
6 ジェイコブ・リース「豊かさの向こう」(佐々木隆)
7 スラムの改革――ジェイン・アダムズ『ハル・ハウスの20年』(鈴木健次)
8 都市文明の力―カール・サンドバーグ「シカゴ」(亀井俊介)
Ⅱ 産業社会の到来
1 黒人鉄道工夫,ジョン・ヘンリーの歌(ウェルズ恵子)
2 カーネギーが説いた「富の福音」(鈴木健次)
3 社会進化論――サムナーとウォード(明石紀雄)
4 科学的管理法――テイラー・システム(明石紀雄)
5 アプトン・シンクレアのシカゴ――『ジャングル』(大井浩二)
Ⅲ 生活文化の諸相
1 発明の時代――トマス・エディソンと電灯(鈴木健次)
2 高層建築の美――ルイス・サリヴァン「芸術的な高層ビル」(矢口祐人)
3 専門職の登場――トマス・イーキンズ「グロス・クリニック」(佐々木隆)
4 消費の殿堂,デパートメント・ストアの登場と通信販売(明石紀雄)
5 ソースタイン・ヴェブレン『有閑階級の理論』(岡田泰男)
6 大学とスポーツ――『ウォルター・キャンプの大学スポーツの本』(樋口秀雄)
7 文豪の息子が見た「シカゴ万国博覧会」――ジュリアン・ホーソーン『博覧会の気まぐれ』(大井浩二)
Ⅳ さまざまな社会運動
1 「我々に8時間労働を」――サミュエル・ゴンパーズ「労働者が求めているものは何か」(野村達朗)
2 白人との協調か黒人の主体性か――ブッカー・T・ワシントン『奴隷より立ち上がりて』(鈴木健次)
3 女性解放をめざして――シャーロット・パーキンズ・ギルマン『女性と経済』(前田眞理子)
4 禁酒運動――『キャリー・ネイションの生涯の効用と必要』(大井浩二)
5 ラウシェンブッシュと社会的福音(野村文子)
Ⅴ 新しい現実意識
1 ウォルト・ホイットマン『民主主義の展望』と新しい文学への期待(鈴木健次)
2 イェロー・ジャーナリズム擁護論――花形記者ジェイムズ・クリールマンの自伝『特派員の冒険』(鈴木健次)
3 マックレーキング運動――サミュエル・シドニー・マクルーア『自叙伝』(大井浩二)
4 混沌の20世紀――ヘンリー・アダムズ『ヘンリー・アダムズの教育(自伝)』(佐々木隆)
5 これが美術? ――マルセル・デュシャン「泉」(佐々木隆)

第4巻 アメリカの世紀 1920年代―1950年代

概説 (有賀夏紀・能登路雅子)
Ⅰ アメリカニゼーションとアウトサイダー
1 ランドルフ・ボーンのコスモポリタニズム――ランドルフ・ボーン「トランス・ナショナル・アメリカ」(有賀夏紀)
2 無政府主義フェミニスト――エマ・ゴールドマン『私の人生を生きる』(伊藤淑子) 3 新移民お断り―1924年移民法(古矢 旬)
4 家庭から始まる移民のアメリカ化――パール・アイデリア・エリス『家庭科教育を通してのアメリカ化』(高橋裕子)
5 メジャー・リーグにも黒人選手――ロジャー・カーン「メジャー・リーグのジャッキー・ロビンソン」(谷中寿子)
Ⅱ 大量生産システムの光と影
1 大量生産とアメリカ文化――ヘンリー・フォード『我が人生と仕事』,ジーンリチャード「組立ラインで働く」(能登路雅子)
2 大恐慌下の人々――大統領夫人への手紙「ローズヴェルト婦人,私は施しが欲しいのではありません」1934年11月26日(有賀夏紀)
3 コンピュータ第1号の登場――T・B・ケネディ「エニアック」(桜井元雄)
4 環境破壊の警告――レイチェル・カーソン『沈黙の春』(藤井かよ)
Ⅲ アメリカ的生き方とは何か
1 個人主義――ハーバート・フーブァー「頑強な個人主義」(有賀夏紀)
2 日常生活を変えた自動車と映画――ロバート・リンド夫妻『ミドルタウン』(能登路雅子)
3 大規模住宅開発――レヴィット「タウンの住宅革命」(矢口祐人)
4 放送が生んだ大衆文化――『CBS創設者ウイリアム・S・ペイリー回想録』(鈴木健次)
Ⅳ 大衆社会と知識人
1 民主主義と哲学――ジョン・デューイ『哲学と民主主義』(藤田文子)
2 アメリカが踊る――イサドラ・ダンカン『わが生涯』(亀井俊介)
3 アメリカのヒーロー――チャールズ・A・リンドバーグ『セント・ルイス魂』(藤井かよ)
4 ミッキーマウス登場から白雪姫まで――初期ディズニー映画の進化と影響力(能登路雅子)
5 知識人の大衆文化批判――ドワイト・マクドナルド「マスカルトとミッドカルト」(生井英考)
6 若者文化の衝撃―エルヴィス・プレスリーとロックンロール誕生(前田絢子)
Ⅴ パクス・アメリカーナへの道
1 ボーイスカウトと愛国主義(能登路雅子)
2 20世紀を「アメリカの世紀」に――ヘンリー・R・ルース「アメリカの世紀」(有賀夏紀)
3 ただ一票の戦争反対――パールハーバーに関する疑問―下院議会におけるジャネット・ランキン議員の発言 1942年12月8日(前田真理子)
4 原爆の開発と投下(桜井元雄)
5 反共の嵐――マッカーシー旋風とローゼンバーグ裁判(有賀夏紀)

第5巻 アメリカ的価値観の変容 1960年代―20世紀末

概説 (古矢 旬)
Ⅰ 新たなるアメリカ人像の模索――ジェンダー・人種・エスニシティ
1 差別なき社会への夢とその現実を目指して――aワシントン行進とマーチン・ルーサー・キングJr.のスピーチ/b黒人ナショナリズム克服への転機――アフリカ・中東を旅するマルコム・Xの手紙(上杉 忍)
2 黒人女性作家の使命――トニ・モリスンの文学賞受賞スピーチ(伊藤淑子)
3 モンローとその時代--マリリン・モンロー・自分を語る(亀井俊介)
4 女性の解放にむけて--女らしさの神話からの脱却(有賀夏紀)
5 新しいエスニック状況への引き金――1965年移民法改正(古矢 旬)
6 民族自決を求めて立ち上がった先住民――アメリカン・インディアン運動(AIM)の結成と展開(岩城久哲)
7 人種問題とスポーツ――モハメド・アリからマイケル・ジョーダンへ(川島浩平)
Ⅱ 伸縮する空間意識―宇宙開発・国際意識=冷戦の終焉
1 宇宙に拡大されたアメリカ人の「明白な運命」――月面に立った宇宙飛行士アームストロング(橋本毅彦)
2 一触即発だった米ソ核戦争――キューバ危機の7日間(湯浅成大)
3 冷戦の終焉と新たな対立――サムエル・ハンティントンの『文明の衝突』論(五十嵐武士)
4 都市から郊外へ移る生活空間――1990年の国勢調査より(古矢 旬)
5 テクノロジーがもたらす終末論的世界観――ピンチョンが書いた『エントロピー』のメタファー(平石貴樹)
Ⅲ アメリカン・インスティテューションの危機―戦争・暗殺・暴力・犯罪・麻薬
1 消えた希望の星――ケネディの政権と彼の暗殺(斎藤 眞)
2 黒人学生の「座り込み」で始まった混乱の10年――1960年代の人種暴動(古矢 旬)
3 反共の論理に固執した13年間の戦争――ヴェトナム戦争がアメリカにもたらしたもの(生井英考)
4 対抗文化の大衆化とヒッピーの出現――リチャード・ブローディガンの描くフラワー・チルドレン(平石貴樹)
5 社会行動の変化――ロバート・アレグザンダー・ニスベット『権威のたそがれ』(遠藤泰生)
Ⅳ 大量消費社会の精神生活
1 かげりが出てきた消費社会――メドウズ「成長の限界」説(久保文明)
2 裁判で争われる妊娠中絶――中絶を認めた最高裁のロー対ウェード判決と中絶反対派の反撃(相内真子)
3 政治を保守化させたTV宣教師――ジェリー・ファルウェルとモラル・マジョリティ(古矢 旬)
4 ポップ・アーティストの生活――アンディ・ウォーホルの日記から(佐々木隆)
5 新しい疫病の脅威と闘った少年――ライアン・ホワイト『エイズと共に生きる』(藤井かよ)
Ⅴ メディアと大衆文化
1 氾濫する幻影――ダニエル・ブアスティンの現代イメージ論(鈴木健次)
2 ケーブルと衛星が生んだニューメディア――CNNを創った男,テッド・ターナー(鈴木健次)
3 ジャーナリズムとヴェトナム戦争――テレビと新聞は戦争をどう報道したか(櫻井元雄)
4 新聞に追放された大統領――ウォーターゲート事件と『ワシントン・ポスト』(櫻井元雄)
5 ネットワーク社会のヴィジョン――ゴア副大統領のスピーチ「情報スーパーハイウェイ構想」と雑誌『ニューヨーカー』の記事「ビル・ゲイツからのEメール」(櫻井元雄)

●書籍検索

●ジャンル

シリーズ・講座

●最新情報