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法と暴力の記憶

東アジアの歴史経験

ISBN978-4-13-010103-5発売日:2007年03月14日判型:A5ページ数:352頁

内容紹介

植民地支配,軍事独裁,内戦や革命,家父長制度――東アジアの国や地域では,法は暴力を告発するだけでなく,それが暴力として抑圧の手段となった歴史がある.「法の暴力」とその根源にある「国家の暴力」の問題に鋭く迫る.日本,中国,韓国,台湾,フランスの研究者による哲学的な問い.

主要目次

I 戦争・植民地における法と暴力
序(高橋哲哉)
BC級戦犯と「法」の暴力(高橋哲哉)
台湾における「法の暴力」の歴史的評価――日本植民地時代を中心に(王泰升)
中国の「四十年戦争史」と中国人の暴力認識(徐勇)
近代政治システムと暴力(萱野稔人)
歴史認識論争――相対主義とミメティズムを超えて(アラン・ブロッサ)

II 近代の法的暴力とジェンダー
序(北川東子)
道徳の暴力とジェンダー(北川東子)
台湾における法の近代化とフェミニズムの視点――平等追求とジェンダー喪失(陳昭如)
近代韓国における女性主体の形成――東アジア的近代経験の多層性(金恵淑)

III 1945年以後の法と暴力
序(中島隆博)
不服従の遺産――1960年代の竹内好(中島隆博)
朴正熙の法による殺人――人民革命党事件、民青学連事件、「人民革党再建委」事件(韓洪九)
「官製民衆主義」の誕生――朴正熙とセマウル運動(韓承美)
現代中国のイデオロギー暴力――文化大革命の記憶(涂険峰)
光州の記憶と国立墓地(金杭)

結びに代えて(中島隆博)

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