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両替商 銭屋佐兵衛

ISBN978-4-13-026237-8発売日:2014年11月10日判型:A5ページ数:834頁

内容紹介

近世には両替商として,明治以降は逸身銀行として,大阪の金融界で活躍した逸身家に遺された史料群『逸身家文書』を読み解く.文書の所蔵者であり西洋古典学者として著名な逸身喜一郎氏を中心に編纂された評伝編(第1巻「四代佐兵衛評伝」)と,日本史研究者による個別事例の研究編(第2巻「逸身家文書研究」)からなる学際的アプローチ.(分売不可).

主要目次

【第1巻「四代佐兵衛評伝」:逸身喜一郎 著】

序 (吉田伸之)
第一章 はじめに
第二章 家督相続前後(天保四年まで)
第三章 佐治兵衛・佐兵衛の体制(天保年間)
第四章 佐兵衛「ワンマン体制」の確立(弘化から安政まで)
第五章 退隠の準備(慶応年間から明治初期まで)
第六章 退隠の後
第七章 おわりに

史料解題
 1 石灰町水帳絵図(八木 滋)
 2 石灰町家持借家人別帳(八木)
 3 銭佐日記(須賀博樹)
 4 大算用(中川すがね)
 5 銀控帳(中川)
 6 諸家貸(小林延人)
 7 諸家徳(小林)
 8 土佐用日記(小林)
 9 家徳扣(吉田伸之)
 10 婚礼関係史料(小松愛子)

系図/主要関係地図/年表  
人名索引
執筆者紹介

【第2巻「逸身家文書研究」】

序 (吉田伸之 )

第Ⅰ部 イエと社会
第一章 都市大坂における銭佐の社会的位相(吉田伸之)
 はじめに
 第一節 石灰町
 第二節 掛屋敷経営
 第三節 普請方
 おわりに

第二章 「ええじゃないか」と銭佐(竹ノ内雅人)
 はじめに
 第一節 「御降臨」による銭佐の動き
 第二節 銭佐の社会的関係 

第三章 逸身家文書のなかの「野々口家文書」(杉森哲也)
 はじめに
 第一節 逸身家と野々口家
 第二節 「野々口家文書」の特徴
 第三節 近世における野々口家の歴史
 第四節 役行者町と野々口家
 おわりに――「野々口家文書」の存在が意味するもの

第四章 逸身家の婚礼(小松愛子)
 はじめに
 第一節 婚礼の概要
 第二節 婚礼への対応
 おわりに

第II部 経営の展開
第五章 銭屋佐兵衛の本両替経営(中川すがね)
 はじめに
 第一節 初代佐兵衛郡方の経営
 第二節 二代佐兵衛佶長の経営
 第三節 三代佐兵衛熙房の経営
 第四節 四代佐兵衛宝房の相続と佐一郎両替店の開店
 おわりに

第六章 幕末維新期における銭佐の経営(小林延人)
 はじめに
 第一節 両替店経営
 第二節 大名貸経営
 第三節 掛屋敷経営
 第四節 藩債処分と近代的資本家への転身
 おわりに

第七章 逸身銀行の設立・展開とその破綻(中西 聡)
 はじめに
 第一節 銀目廃止前後の逸身家
 第二節 逸身銀行設立前後の逸身家
 第三節 尼崎紡績会社の創立と逸身家
 第四節 一八九〇年代の逸身銀行の特徴
 第五節 銀行経営破綻前後の逸身家
 おわりに

第III部 商いの実相
第八章 銭佐と住友江戸中橋店(海原 亮)
 はじめに
 第一節 中橋店書簡が伝える情報
 第二節 升屋源四郎の休店と江戸為替定式
 おわりに

第九章 熊本藩国産明礬と銭佐(八木 滋)
 はじめに
 第一節 近世における明礬の生産と流通
 第二節 熊本藩国産明礬と銭屋佐兵衛
 むすびにかえて――銭佐と熊本藩・明礬流通

第一〇章 銭佐と因州鳥取藩(須賀博樹)
 はじめに
 第一節 幕末期大坂における大名貸
 第二節 維新期大坂における大名貸
 第三節 明治二年七月以降の大名貸
 おわりに

逸身家文書調査・研究の軌跡(小松愛子)

跋(逸身喜一郎)

総索引

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