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社会科学における善と正義

ロールズ『正義論』を超えて

ISBN978-4-13-030206-7発売日:2015年05月27日判型:A5ページ数:370頁

内容紹介

政治哲学者ロールズが考察した社会正義の問題はますます重要性を増している.本書は,功利主義批判として知られるロールズの「善」と「正義」の概念について功利主義に基づく経済学との親和性を問い直し,市場と倫理,民主的意思決定の問題を発展的に論じる.政治哲学と経済学の新しい対話.

主要目次

序 章 社会科学における善と正義(加藤 晋)

第I部 ロールズと功利主義
 第1章 ロールズにおける善と正義(宇野重規)
 第2章 ロールズ『正義論』における契約論的プロジェクト(井上 彰)
 第3章 イギリスにおける功利主義思想の形成(中井大介)
 第4章 功利主義批判としての「善に対する正の優先」の検討(児玉 聡)
  [Book Guide I]
   1 ジョン・ロールズ『ロールズ政治哲学史講義』(小田川 大典)
   2 M. J. サンデル『民主制の不満――公共哲学を求めるアメリカ』(一之瀬 佳也)
   3 チャールズ・テイラー『世俗の時代』(高田宏史)

第II部 市場と倫理
 第5章 理論経済学における善と正義(大瀧雅之)
 第6章 分割の正義と不正義(間宮陽介)
  [Book Guide II]
   1 ソースティン・ヴェブレン『有閑階級の理論』(岡田尚人)
   2 ソースティン・ヴェブレン『特権階級論』(薄井充裕)
   3 J. M. ケインズ『ケインズラジオで語る』(神藤浩明)
   4 J. M. ケインズ『ケインズ説得論集』(玉井義浩)
   5 ミルトン・フリードマン『資本主義と自由』(堀内昭義)
   6 ジル・ドスタレール『ケインズの闘い――哲学・政治・経済学・芸術』(渡部 晶)
   7 ニコラス・ワプショット『ケインズかハイエクか――資本主義を動かした世紀の対決』(高田裕久)
第III部 民主主義と経済学
 第7章 社会的選択理論と民主主義(加藤 晋)
 第8章 世代間正義の公理的分析(釜賀浩平)
  [Book Guide III]  
   1 ドナルド・ウィットマン『デモクラシーの経済学――なぜ政治制度は効率的なのか』(海老名 剛)
   2 J. M. ブキャナン・G. タロック『公共選択の理論――合意の経済論理』(加藤 晋)
   3 R. ドウォーキン『いま民主主義は実現できるか?――新たな政治議論のための原則』(田村正興)
   4 D. アセモグル・J. A. ロビンソン『独裁制と民主制の経済的起源』(加藤 晋)

索引/初出一覧/執筆者紹介

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