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文明の基層

古代文明から持続的な都市社会を考える

ISBN978-4-13-003152-3発売日:2015年07月06日判型:A5ページ数:80頁

内容紹介

古代都市のイメージは大きく変わりつつある.インダス文明の諸都市のゆるやかなネットワーク,中米の古代最大都市テオティワカンでの新しい発見.人はなぜ都市を作ってきたのか,その歴史的基層を中世ヨーロッパのヴェネツィアへとたどりながら,改めて都市の魅力と未来への可能性を探る.大学出版部協会ブックレット第3弾.【発行:大学出版部協会/発売:東京大学出版会】

主要目次

第一章 インダス文明:ネットワーク都市―中央集権的文明観を覆す(長田俊樹)
「大河文明」は本当か?―広大なインダス文明/インダス印大河から離れて/砂漠の遺跡の謎/「城塞」と「パスポート」―都市ネットワーク論に向けて/墓から見えるもの―格差の不在/砂丘が先か,文明が先か/インダス文明は大河文明ではなかった―農業と水害の視点/古代文明観を見直す―「穀物倉」と「アーリア人侵入説」/文明の衰退について考える/ゆるやかなネットワークの存在/都市社会をどう見るか――中央集権的文明観からの解放

第二章 新世界最大の古代都市テオティワカン:英知の集積としての都市(杉山三郎)
閉ざされた空間の多様性/文明の萌芽/認知能力=知恵こそが,文明の基盤をなす/中規模都市ができ始める/完全計画都市,テオティワカン/多くの人を迎える巡礼地として/暦と数の体系/「太陽のピラミッド」と「月のピラミッド」の二元性/墓は語る/古代人の交流―物を集めるネットワーク/文明の確立から崩壊へ――伝わり,つながる文明の諸要素

第三章 水都ヴェネツィア:交易都市から文化都市へ(陣内秀信)
水と共生する町,ヴェネツィア/逆・中央集権的構造都市―複雑に交差する水と陸のネットワーク/都市を解読する/交易都市から文化都市へ/オリエント志向と柔軟性/分散的都市から統合的都市へ/なぜ都市に人が集まるか/城壁の無い町/都市モデル再考/川が結ぶネットワーク/水車の活用/考古学調査がヴェネツィアのイメージを変える/ヴェネツィアの食と産物のネットワーク/ラグーナは自然・環境・歴史の宝庫――文化都市から環境都市へ

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