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フィールドサイエンティスト

地域環境学という発想

ISBN978-4-13-060142-9発売日:2016年01月27日判型:A5ページ数:234頁

内容紹介

アフリカのマラウィ湖,石垣島白保のサンゴ礁,アメリカのコロンビア川流域など,さまざまな地域をフィールドにしてきたひとりのフィールドサイエンティストが,多様なステークホルダーと協働して「地域環境学」という問題解決指向の新しい学問を立ち上げていく知的探求の物語. 【森岡正博氏(早稲田大学人間科学部教授・哲学者)推薦の辞】 「環境学に,理系も文系もない.佐藤さんは,世界のフィールドを駆け巡って『ひとり学際研究』を作り上げ,学問と社会の境界さえ乗り越えようとしている.アフリカから沖縄へ,シマフクロウからサケまで,人と自然が織りなす壮大な交響楽が聞こえてくるようだ.」

主要目次

第1章 アフリカのマラウィ湖――開発途上国のなかの生態学
アフリカとの出会い/生態学者と地域社会/マラウィ湖国立公園/保護区を使いこなす漁民/科学を取り込み飼いならす/持続可能な資源管理に向けて

第2章 沖縄のサンゴ礁――定住する研究者
環境保全の主役はだれか/石垣島白保のサンゴ礁/レジデント型研究/地域の将来像を描く/里海としてのサンゴ礁/レジデント型研究者の位置づけと役割

第3章 里山を活かす――環境アイコン
人と自然をつなぐもの/コウノトリの野生復帰/佐久鯉の再生/シマフクロウと流域環境の再生/環境アイコンをつくりだす――長野大学の里山再生ツールキット

第4章 アメリカのコロンビア川――サケをめぐる多様な人々
地域社会のリアリティ/環境アイコンとしてのサケ/サケをめぐる知識の生産と流通/差異を維持した協働

第5章 新たな知の体系を求めて――地域環境学が目指すもの
実践的な総合科学/地域環境知/ローカルとグローバルをつなぐ/持続可能な社会への転換――科学の新しい役割

引用文献
終わりに
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