就業機会と報酬格差の社会学

非正規雇用・社会階層の日韓比較

著者
有田 伸
ジャンル
社会科学  > 経済・経営
社会科学  > 社会・福祉
発売日
2016/03/24
ISBN
978-4-13-050187-3
判型・ページ数
A5 ・ 280ページ
定価
3,740円(本体3,400円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
日本社会では正規雇用と非正規雇用の間にきわめて大きな格差が存在する。そもそもそれはなぜなのだろうか? また、その解決のためにはいかなる視点が必要なのだろうか? 精緻な実証分析と国際比較を通じ、社会学の視角に基づく新たな説明枠組みを大胆に提示する。
序章 日本の格差問題を理解するために,いまいかなる視角が必要か?
1章 ポジションに基づく報酬格差への視座――議論の整理と課題の導出
2章 所得と主観的地位評価の格差――企業規模と雇用形態の影響は本当に大きいのか?
3章 雇用形態・企業規模間の賃金格差――パネルデータの分析を通じて
4章 日本と韓国における「非正規雇用」とは何か?――政府雇用統計における被雇用者の下位分類方式とその変化
5章 正規雇用/非正規雇用の区分と報酬格差――雇用形態の違いはどのような意味で格差の「独立変数」であるのか?
6章 ポジションにもとづく報酬格差の説明枠組み――付与された意味・想定による格差の「正当化」に着目して
終章 日本社会の格差問題の理解と解決に向けて
参考文献/あとがき/索引
有田 伸
東京大学社会科学研究所教授
就業機会と報酬格差の社会学
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