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大気力学の基礎

中緯度の総観気象

ISBN978-4-13-062726-9発売日:2016年12月27日判型:A5ページ数:356頁

内容紹介

定評ある教科書の翻訳.類書では不足しがちな気象力学のための数学・物理学を基礎から丁寧に解説.練習問題や参考文献,実例も充実させ,初歩から大学院,また実務レベルの実際的応用までをこの一冊で学ぶことができる. Jonathan E. Martin, Mid-Latitude Atmospheric Dynamics: A First Course, Willey, 2006 を全訳.

主要目次

序文
訳者のまえがき
第1章 序論および数学的道具の概観
 1.1 流体と流体力学の性質
 1.2 有用な数学的道具の概観
 1.3 スケール解析による推定
 1.4 流体の運動学の基礎
 1.5 測定法
 
第2章 真の力と見かけの力
 2.1 真の力
 2.2 見かけの力
 
第3章 質量,運動量およびエネルギ――物理的世界の基本的な量
 3.1 大気中の質量
 3.2 運動量の保存:運動方程式
 3.3 エネルギーの保存:エネルギーの式

第4章 運動方程式の適用
 4.1 鉛直座標としての気圧
 4.2 鉛直座標としての温位
 4.3 温度風平衡
 4.4 自然座標系と平衡流
 4.5 流跡線と流線の関係

第5章 循環,渦度および発散
 5.1 循環定理とその物理的解釈
 5.2 渦度および渦位
 5.3 渦度と発散の関係
 5.4 準地衡方程式系

第6章 中緯度総観規模の鉛直運動の診断
 6.1 非地衡風の性質:加速度ベクトルの分離
 6.2 サトクリフの発達定理(The Sutcliffe Development Theorem)
 6.3 準地衡オメガ方程式
 6.4 Qベクトル

第7章 前線における鉛直循環
 7.1 中緯度前線の構造的および力学的特性
 7.2 前線形成と鉛直運動
 7.3 セミ地衡方程式
 7.4 上層における前線形成
 7.5 前線における降水過程

第8章 温帯低気圧のライフサイクルの力学的様相
 8.1 序:低気圧の寒帯前線理論
 8.2 低気圧の基本構造とエネルギーの特性
 8.3 低気圧発生の段階:準地衡傾向方程式の視点
 8.4 低気圧発生の段階:準地衡オメガ方程式の視点
 8.5 低気圧発生への非断熱過程の影響:爆弾低気圧発生
 8.6 完熟期:温度構造の特性
 8.7 完熟期:閉塞象限における準地衡力学
 8.8 衰退期

第9章 渦位と中緯度気象システムへの応用
 9.1 渦位と温位座標系での発散
 9.2 正の渦位偏差の特性
 9.3 渦位の視点からの低気圧発生
 9.4 渦位に及ぼす非断熱加熱の効果
 9.5 渦位の視点の更なる応用

付録A 仮温度
参考文献
訳者の参考文献
索引
著訳者紹介

Mid-Latitude Atmospheric Dynamics: A First Course by Jonathan E. Martin
Transration by Yutaka KONDO and Masaki ICHIHASHI

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