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非常時のモダニズム

1930年代帝国日本の美術

ISBN978-4-13-086052-9発売日:2017年03月28日判型:A5ページ数:576頁

内容紹介

昭和恐慌に揺れ,「非常時」が通奏低音のように鳴り響いた1930年代.日本の前衛芸術はいかなる様相を呈したのか.統制の下で国境を超え,スイス人芸術家との交流を深めた岡本太郎,新たな展示の場となった銀座の画廊…帝国日本の美術現象を丹念に跡付け,「冷たいモダニズム」の姿を描き出す.

主要目次

序 章
 
第一部 帝国の美術戦略
第一章 もうひとつの「日本美術年鑑」と対外文化宣伝――The Year Book of Japanese Art( 『英文日本美術年鑑』)について

第二章 美の聖域と競技場(アリーナ)―― 一九三六年ベルリン・オリンピック美術展について  
第三章 日中戦争期における雲岡石窟と日本人美術家――柳瀬正夢と長谷川三郎を中心に

第二部 越境するモダニスト
第四章 シベリア横断の画家と小説家によるパリ美術生活案内――島村三七雄と林芙美子
第五章 モダニズムの展示――巴里新興美術展をめぐって
第六章  岡本太郎とスイス・コネクション――ネオ=コンクレティスムと一九三〇年代の「総合」の芸術

第七章 セリグマン来日と日本の「前衛」――長谷川三郎と瑛九

第三部 帝都の展示空間 上野恩賜公園とモダン銀座街頭
第八章 近代美術館から現代美術館へ――美術館建築と「現代美術」
第九章 一九三〇年代東京における「街頭展」とモダニズムの新拠点――「ブリュッケ」と「日本サロン」について
第一〇章 アマチュア写真から写真壁画まで――板垣鷹穂と写真展月評という舞台(ステージ):『アサヒカメラ』一九三三-一九四二
終 章

Modernism in a Time of Crisis: Art in 1930s Imperial Japan
Toshiharu OMUKA

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