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東京大学本郷キャンパス  これから出る本

140年の歴史をたどる

ISBN978-4-13-001350-5発売日:2018年06月25日判型:B5変ページ数:224頁

内容紹介

東京大学本郷キャンパスはいかにしてつくられたか.どのような経緯で本郷が選ばれ,なぜ安田講堂は現在地にあるのか――.東京大学が創設されてから現在にいたる,キャンパス140年のあゆみを,20世紀初頭の古写真や数々の建設資料等,貴重な史料をもとにたどる.

主要目次

はじめに/現在のキャンパスマップ/組織の変遷図

第1章 先史・江戸時代の本郷
 はじめに
 1 本郷キャンパスの自然地形
 2 先史時代のキャンパス――2万8000年前の痕跡
 3 江戸時代のキャンパス――発掘調査による全体像
 4 江戸藩邸の土地造成と三四郎池
 5 加賀藩上屋敷――屋敷絵図をみる
 6 将軍の御成と藩邸の大改変
 7 育徳園――加賀藩邸の遺産①
 8 大名屋敷の行方――加賀藩邸の遺産②
第2章 大学成立期のキャンパス
 はじめに
 1 昌平坂学問所から大学へ
 2 開成学校――東大の前身①洋学教育機関
 3 医学所――東大の前身②医学教育機関
 4 実現しなかった上野構想――校地選定①
 5 本郷移転までの紆余曲折――校地選定②
 6 東京医学校の本郷移転
 7 東京医学校本部――黎明期のキャンパス唯一の建物
 8 神田錦町の東京大学と予備門
 9 工部大学校――近代工業技術の教育機関
 10 外国人教師たちの本郷――日記を読む
 11 キャンパス回想
第3章 本郷キャンパスの成立
 はじめに
 1 ジョサイア・コンドルによる東京大学設計図
 2 帝国大学の誕生――各所から本郷へ,キャンパス成立へ
 3 法文科大学校舎――最初の煉瓦校舎
 4 工科大学本館――辰野金吾の最初期の作品
 5 理科大学――文部省技師・山口半六設計の建築
 6 図書館と講堂――キャンパス内共建物の建設
 7 農科大学――駒場キャンパスの前身
 8 医学部校舎――教室と病室の止むことのない増築
 9 文部省営繕課――山口半六と久留正道
 10 明治天皇の卒業式初行幸
 11 赤門――東京大学の「顔」
 12 キャンパス近代化の空間装置――門・広場・街路
 13 1900年のキャンパス
 14 三四郎が歩く――小説に描かれた風景
 15 漱石と鷗外が目にした本郷界隈
 16 銅像――キャンパスに点在する肖像彫刻
第4章 本郷キャンパスの整備と拡充
 はじめに
 1 大講堂と銀杏並木――キャンパスの主軸の形成
 2 濱尾新土木総長のキャンパス整備
 3 キャンパスに中心――大学本部建物の変遷
 4 東京大学の卒業式と式場
 5 懐徳館――前田侯爵の邸宅
 6 東京帝国大学営繕課――キャンパス整備の学内組織
 7 内田祥三と内田スクール――営繕課の役割
 8 キャンパスに継承される軸線――震災前の拡張計画
 9 大講堂の計画
 10 大講堂の壁画
第5章 内田ゴシックの本郷キャンパス
 はじめに
 1 関東大震災による被災状況
 2 大震災からの復興・再建計画――恒久的な再建整備へ
 3 内田祥三の信念――全体計画の実践
 4 内田ゴシック――スクラッチ・タイルを用いた様式の誕生
 5 図書館の再建――震災復興の象徴
 6 図書館と戦没者追悼――抹消された戦争の記憶
 7 恵まれた運動施設
 8 病院を装飾する――1930年代の病院像の証言者
 9 農学部の移転――本郷での総合大学成立へ
第6章 戦後・高度成長期のキャンパス再開発
 はじめに
 1 図書館団地――新制東京大学の出発
 2 キャンパス計画の誕生
 3 モダニズム建築の実験
 4 東大紛争と安田講堂前広場
 5 学内埋蔵文化財調査室の始まり
 6 広場と軸線の建築――空間的文脈の創造的発見
 7 内田ゴシックへの増築――法文一号館・二号館,工学部二号館・一号館・六号館
 8 工学部の再開発計画――全学再開発の嚆矢
 9 三極構造のキャンパス――本郷・駒場・柏
 10 本郷キャンパスの再開発計画
 11 キャンパス内の現代建築――建築家たちの実験
 12 有形遺産の意識の発生
 13 戦後の病院地区
第7章 新しい本郷キャンパスへ
 はじめに
 1 国立大学法人化と建設ラッシュ
 2 オープンスペースの開放
 3 目指すべきキャンパスの質――キャンパス計画要綱の改正
 4 内田ゴシックの保存と復元
 5 安田講堂の大改修――新しい文化財の姿の模索
 6 図書館前広場――歴史的価値の継承
 7 育徳園の価値――本郷最古の場所
 8 懐徳館庭園――名勝指定そして今後の活用へ

東京大学本郷キャンパス年表/参考文献/あとがき

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