モアイの白目

目と心の気になる関係

著者
小林 洋美
ジャンル
人文科学  > 心理
発売日
2019/08/30
ISBN
978-4-13-013313-5
判型・ページ数
四六 ・ 304ページ
定価
2,970円(本体2,700円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
ヒトだけに白目があることを明らかにした著者が、見過ごしてしまいがちな「目」にまつわるさまざまな事柄を、最新の心理学や行動学の研究の数々を紹介しながら読み解いていく。見るだけではなく、注意をひきつけ、コミュニケーションに寄与する「目」の不思議に迫る科学エッセー。
I 「目」があると
 誰かに見られている
 目玉模様
 Attention Getter
 目は持っている
 目を持っていると
 あれもeye これもeye たぶんeye きっとeye
 目玉のあるほうが頭です
 見られると動く物体
 お天道さんが見ている
 天敵がいると目が小さくなる
 おばけと目
 もしも,お尻に目があれば
 
II 目は心  
 笑いを誘う目
 同じ花を見て
 あなたが右だと私も右
 目は記憶スイッチ
 テルテルアイ
 見えないなら想像してごらん
 「線」などない!
 世界は私に微笑んでいる
 ミラーマンは頭でっかち
 リアル見ザル
 倍速で読める
 止まっていても動いている
 視線は目標
 誰の視線?
 目を動かして思い出そう
 カメもgaze following
 二時間じっと座る
 恐怖の視線
 
III 白目と黒目  
 白目が出てくる
 夕暮れ,猫の目はかわいい
 「猿の惑星」には白目がある
 続「猿の惑星」には白目がある
 遠くの視線
 モアイの開眼
 白目は白いだけじゃない
 リンバルリング
 子どもは人助けが好き
 虹彩色が真贋を決める
 猿の惑星顔
 だんだん深くなっていく僕たちの白目
 ぬいぐるみの目
 白い目のカラス
 
IV 目と顔  
 乳児とデジカメの顔検出
 視覚的断崖
 上目遣いで目がパッチリ
 左目vs.右目
 シグナルとしての涙
 ベビースキーマ
 情報源は“上”にある
 胎児が見ている
 Beautiful(美しい)とCute(かわいい)
 
V 目と目  
 目であいさつ
 私の目を見て
 見つめ返せば親友
 あっち向いてホイ
 天賦のアイコンタクト
 ぱちぱち
 瞳を合わせて
 見つめ合う→オキシトシン→快→見つめ合う……
 女性はアイコンタクト好き
 見れば解決
 ヤギがきている
 私は見られている
 
VI 視知覚  
 主観的まぶしさ
 青ざめるサル
 稲妻が光ると雷鳴が聞こえる
 鼻の穴はなぜ二つ?
 〇・一秒先を読む
 充血錯視
 青い目のトナカイ
 ラバーハンドイリュージョン
 シャコの視物質は一二種類
 赤と黒
 トワイライト・ゾーン
 赤で覚醒
 三億年前の網膜
 赤ちゃんは肌色ちゃんだ
 Hybrid Images
 まぶたスイッチ
 
VII 目の進化  
 これは目なの?
 目を読むのはヒトだけ?
 ピンぼけが情報
 ハトは頭でサッケード
 のぞく
 目が大きくなったり小さくなったり
 骨まで横長
 ネアンデルタールはBig Eyes
 睫毛は三分の一
 チーターは目が大きい
 待ち伏せ
 アリさんがアリさんを抱っこ
 ボノボの老視
 赤い唇
 クジャクの目玉模様


The Moai's Eye
Hiromi KOBAYASHI
小林 洋美
九州大学大学院人間環境学研究院学術協力研究員
モアイの白目
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