東大塾 IoT講義

著者
喜連川 優
野城 智也
ジャンル
自然科学
自然科学  > 一般
自然科学  > 情報科学
発売日
2020/02/21
ISBN
978-4-13-063817-3
判型・ページ数
A5 ・ 216ページ
定価
3,740円(本体3,400円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
あらゆるモノをネットワークでつなげるという1980年代以来の構想がいよいよ実現しはじめ、世界中の企業が次々と新たなサービスを生み出している。世界はどこまでデジタル化できるのか。IoT(Internet of Things)による生活と社会の変革の現状と未来を語る。
まえがき――「コトのインターネット」としての「すまうIoT」(喜連川優・野城智也)

I IoTにすまう

第1講 すまいからの未来提案――その実例と展望・課題(高田 巖)
 1 「すまうIoT」とホームエレクトロニクスの歴史
 2 普及への課題
 3 基本構想と建設プロジェクト
 4 「住生活の未来」を考える研究施設
 5 これからの展望

第2講 ネット回線事業からインテリジェントホームへ(武田浩治)
 1 ケーブルテレビ事業会社の強み
 2 スマートホームサービス
 3 スマートホームの市場とその発展
 4 スマートホームプラットフォームに求められていること
 5 スマートホームの未来

II あまねく進むデジタルトランスフォーメーション

第3講 ユビキタスコンピューティングからIoTへ(越塚 登)
 1 TRONプロジェクトからユビキタスコンピューティングへ
 2 坂村・越塚研究室の展開
 3 日本の地方から世界へ

第4講 デジタルの威力――事業・社会・地方を変える(森川博之)
 1 Going Digital――アナログプロセスのデジタル化
 2 生産性の向上と価値の創出
 3 すべてを再定義する
 4 海兵隊として動く
 5 ストーリーをつくる/顧客価値に深入りする
 6 長い目で見る
 7 組織的イノベーション

第5講 何でも安心してつながるようになるためには(馬場博幸)
 1 何でも安心してつながるように
 2 相互インフラの構築
 3 COMMAハウスでの実証
 4 通信プロトコルの標準化と互換性
 5 IoT由来の脅威とリスクマネジメント
 6 介護と自然災害

III イノベーションを推し進める技術たち

第6講 ウェアラブルエレクトロニクス――IoTの一部としての人体(染谷隆夫)
 1 「見る」から「測る」へ
 2 曲がるデバイスから伸縮性デバイスへ
 3 1μmの極薄伸縮性デバイス――蛇腹構造の実現
 4 ウェアラブル化学センサー
 5 太陽電池シート
 6 スキンディスプレイ――伸縮性ハイブリッド実装
 7 人体と環境の電子化
 
第7講 「自分を見るメガネ」の可能性(稲見昌彦)
 1 テレイグジスタンスで自分を見る
 2 ディジタルサイボーグ
 3 眼電位計測眼鏡
 4 眼電位計測眼鏡でできること
 5 生活空間におけるバイタルセンサーを目指して
 6 人々の経験を蓄積し活用する

第8講 MEMSエナジーハーベスターによるIoTへの電力供給(年吉 洋)
 1 はじめに
 2 MEMS研究の歴史
 3 実用化時代のMEMS
 4 量が質を転換するMEMS
 5 メカはどこまで小さくなるか?
 6 IoT時代に必要な技術とは?
 7 どこにでもある未利用エネルギー
 8 振動発電の原理
 9 MEMSエレクトレット振動発電
 10 おわりに

あとがき――IoT四原則(野城智也)

Todai Juku: IoT Lectures
Masaru KITSUREGAWA and Tomonari YASHIRO, Editors
喜連川 優
東京大学生産技術研究所教授/国立情報学研究所所長
野城 智也
東京大学生産技術研究所教授。専門は建築学(サステナブル建築、建築生産)。博士(工学)。
1957年生まれ。2009年東京大学生産技術研究所所長、2013年同大学副学長などを歴任。
著書に『イノベーションマネジメント――プロセス・組織の構造化から考える』(東京大学出版会、2016年)、『東大塾IoT 講義』(喜連川優・野城智也編、東京大学出版会、2020年)など。
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