学習評価ハンドブック

アクティブラーニングを促す50の技法

著者
エリザベス F バークレイ
クレア ハウエル メジャー
東京大学教養教育高度化機構アクティブラーニング部門 監訳
吉田 塁 監訳
ジャンル
人文科学  > 教育
発売日
2020/04/14
ISBN
978-4-13-051353-1
判型・ページ数
B5 ・ 416ページ
定価
10,780円(本体9,800円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
アクティブラーニングはどのように評価すればよいのか。本書はそんな疑問にも答えてくれる。学習評価の考え方やデザインに加えて、50の技法を教室やオンラインでの活用例を交えて具体的に紹介する。教育を実践する全ての人におすすめの1冊。
※UTokyoBiblioPlazaで自著解説が公開されています。
監訳者まえがき/解説

序 論 概念的枠組み
 どうすれば学習を促進する最高の教え方ができるのか?
 学習評価技法(LAT)とは何か?
 LATは意義ある学習を促進する考え方をどのように支えるのか?
 結論

第I部 学習評価技法サイクル

第1章 学生に学んでほしいことを明確にする
 1.1 学習を定義する
 1.2 意義ある学習を目指す
 1.3 意義ある学習目的を特定するために学習目的目録(LGI)を利用する
 1.4 学生に学んでほしいことを評価に役立つ言葉で表現する
 1.5 授業レベルの学習目的を特定する
 1.6 授業の学習目標と学習成果に関連した課題を検討する
 1.7 授業レベルの学習目標を決める
 1.8 授業レベルの学生の学習成果(SLO:Student Learning Outcome)を特定する
 1.9 学習目標と学習成果を区別する
 1.10 授業の学習成果ステートメントを作成する
 1.11 個人およびクラス全体のパフォーマンス基準を決定する
 1.12 求められるこうした作業は努力に値するのか?

第2章 学習評価の目的を決める
 2.1 評価を定義する
 2.2 学習評価と成績はどう違うのか?
 2.3 学習評価の種類
 2.4 学生がどの程度学んでいるかを教員自身が判断するために評価する
 2.5 学習者に進捗状況についてフィードバックするために評価する
 2.6 教授と学習の学術的探究(SoTL)を通して大学教員という職業の価値を高めるために評価する
 2.7 学生がどの程度学んでいるかについて大学および外部関係者に情報を提供するために評価する
 2.8 評価に関する質問を作成する

第3章 学習評価技法を選択する
 3.1 学習目的目録(LGI)を利用する
 3.2 LATを選ぶ際に授業の背景を考慮する
 3.3 考慮するべき授業の主な要素
 3.4 複数のLATの組み合わせを検討する

第4章 学習評価技法を実践する
 4.1 評価ルーブリックを作成する
 4.2 学生の自己評価書を作成する
 4.3 ピア評価書を作成する
 4.4 学習活動を導入する
 4.5 学習評価について必要な情報を学生へ提供する
 4.6 学習評価を促す
 4.7 学習活動を終える
 4.8 各段階の時間配分を行う
 4.9 学習成果物を収集する
 4.10 学習成果物を管理する
 
第5章 学生が学んだことを分析して報告する
 5.1 誰の学習を測定しているのかを明らかにする
 5.2 独立データ分析と協同データ分析を検討する
 5.3 個人の学習成果物を採点する
 5.4 グループの学習成果物を採点する
 5.5 データ分析方法を決定する
 5.6 量的データ分析法を用いる
 5.7 質的データ分析法を用いる
 5.8 データと分析結果を表示する
 5.9 結果を解釈する
 5.10 評価結果報告集を作成する

第6章 ループを閉じる
 6.1 学習目的,目標,成果を修正する
 6.2 学習評価の目的を調整する
 6.3 異なるLATを選択する
 6.4 実施部分を修正する
 6.5 分析と結果報告の方法を変更する

第II部 学習評価技法

第7章 「基礎知識」の教授と評価
 「基礎知識」領域に関する学習目的を明確にする
 「基礎知識」領域に関する学習成果を特定する
 「基礎知識」領域に関する授業の学習成果と大学の学習目的を対応させる
 「基礎知識」領域に関する学習成果の達成度を評価する
 学習評価技法――基礎知識
 1 初回テスト
 2 背景知識調査
 3 入口出口チケット
 4 穴あき要約
 5 包括的キーワードリスト
 6 速筆
 7 ベスト要約
 8 スナップショット
 9 チームテスト
 10 チームゲームトーナメント

第8章 「応用」の教授と評価
 「応用」領域に関する学習目的を明確にする
 「応用」領域に関する学習成果を特定する
 「応用」領域に関する授業の学習成果と大学の学習目的を対応させる
 「応用」領域に関する学習成果の達成度を評価する
 結論
 学習評価技法――応用
 11 予測チェック
 12 事実か意見か
 13 引用解説
 14 気付き・資料・応用
 15 考察せよ
 16 問題は何?
 17 声に出して問題解決
 18 問題解決ピアレビュー
 19 3段跳び
 20 デジタル作品

第9章 「統合」の教授と評価
 「統合」領域に関する学習目的を明確にする
 「統合」領域に関する学習成果を特定する
 「統合」領域に関する授業の学習成果と大学の学習目的を対応させる
 「統合」領域に関する学習成果の達成度を評価する
 結論
 学習評価技法――統合
 21 知識グリッド
 22 順序マップ
 23 コンセプトマップ
 24 現代問題日誌
 25 2人1組レポート
 26 統合論文
 27 事例研究
 28 クラスブック
 29 eポートフォリオ

第10章 「人間性」の教授と評価
 「人間性」領域に関する学習目的を明確にする
 「人間性」領域に関する学習成果を特定する
 「人間性」領域に関する授業の学習成果と大学の学習目的を対応させる
 「人間性」領域に関する学習成果の達成度を評価する
 結論
 学習評価技法――人間性
 30 フリーディスカッション
 31 賞への推薦
 32 編集会議
 33 演劇ダイアローグ
 34 ロールプレイ
 35 倫理的ジレンマ
 36 デジタルストーリー

第11章 「関心」の教授と評価
 「関心」領域に関する学習目的を明確にする
 「関心」領域に関する学習成果を特定する
 「関心」領域に関する授業の学習成果と大学の学習目的を対応させる
 「関心」領域に関する学習成果の達成度を評価する
 結論
 学習評価技法――関心
 37 目に見える立場表明
 38 3分メッセージ
 39 啓発広告
 40 学生の主張
 41 論説文
 42 ディベート
 43 概要レポート

第12章 「学び方の学習」の教授と評価
 「学び方の学習」領域に関する学習目的を明確にする
 「学び方の学習」領域に関する学習成果を特定する
 「学び方の学習」領域に関する授業の学習成果と大学の学習目的を対応させる
 「学び方の学習」領域に関する学習成果の達成度を評価する
 結論
 学習評価技法――学び方の学習
 44 学習アウトライン
 45 学生作ルーブリック
 46 問題作成
 47 学習目的リスト
 48 「何? だから? これからは?」日誌
 49 段階的タスクチェックリスト
 50 個人的学習環境

付録A 学習目的目録(LGI: Learning Goals Inventory)について
付録B 学習目的目録と採点表
付録C LATの活用例における学問領域と授業環境


Learning Assessment Techniques:
A Handbook for College Faculty
by Elzabeth F. Barkley and Claire Howell Major

The Japanese Edition by Division of Active Learning and Teaching,
Komaba Organization for Educational Excellence (KOMEX), The Universty of Tokyo, and Lui YOSHIDA
エリザベス F バークレイ
Elizabeth F. Barkley,フットヒルカレッジ教授
クレア ハウエル メジャー
Claire Howell Major,アラバマ大学教育学部教授
東京大学教養教育高度化機構アクティブラーニング部門
吉田 塁
東京大学大学総合教育研究センター特任講師
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