世俗の彼方のスピリチュアリティ

フランスのムスリム哲学者との対話

著者
伊達 聖伸
アブデヌール ビダール
ジャンル
人文科学  > 宗教
発売日
2021/12/21
ISBN
978-4-13-010417-3
判型・ページ数
四六 ・ 296ページ
定価
4,180円(本体3,800円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
宗教と世俗、西洋とイスラーム、ナショナリズムや格差……。様々な対立を連帯へ組み替え、危機の時代に立ち向かうために何が必要か。宗派や国籍に囚われない人間の精神性(スピリチュアリティ)に着目し、日仏の知見を織り合わせ、理解の地平を広げるための対話。
まえがき(ビダール/翻訳:伊達聖伸)
イスラーム世界への公開書簡(ビダール/翻訳:伊達聖伸)

第I部 他者をつなぐ開かれた想像力
序 対話の扉を開く――イスラーム、フランス、日本(鵜飼 哲)
第1章 「イスラーム世界への公開書簡」をめぐって
     ――イスラームを蝕む悪の根を突き止めるための呼びかけ(ビダール/翻訳:中村拓人)
第2章 イスラームの世俗化の起源と現代の時代相――日本の視点から(中田 考)
第3章 宗教からの脱出、世俗からの脱出(ビダール&伊達聖伸)

第II部 危機の時代のスピリチュアリティ
序 スピリチュアリティを新たに活かす(鶴岡賀雄)
第1章 神の死後のスピリチュアリティの行方
     ――ムハンマド・イクバールから見たイスラームと西洋の危機(ビダール/翻訳:白尾安紗美)
第2章 鈴木大拙の「霊性」――2つの危機の時代を通して(安藤礼二)
第3章 キリスト教の破砕/燦めき――現代カトリックの危機とミシェル・ド・セルトー(渡辺 優)

終 章 現在進行形の危機と向き合う(伊達聖伸)
あとがき(伊達聖伸)
伊達 聖伸
東京大学大学院総合文化研究科教授
アブデヌール ビダール
Abdennour Bidar/フランスのムスリム哲学者。パリ高等研究実習院「社会・宗教・ライシテ研究グループ」研究員
世俗の彼方のスピリチュアリティ
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