斎藤毅・河東泰之・小林俊行編『数学の現在』が2019年度日本数学会出版賞を受賞

2019/03/11  受賞





斎藤毅・河東泰之・小林俊行編『数学の現在』が2019年度日本数学会出版賞を受賞しました。
「数学の研究を志す人や、数学を楽しみとする一般の数学ファンにとって、本当の数学はかなり遠くに位置し、それに触れる機会はほとんどない。本書は大学3年生・4年生あるいはそれらより若い読者を対象として、執筆者の各研究分野をオムニバス形式により、できる限り平易に解説している。専門的な数学を解説する書物は難度が高く、その一方で数学ファンを対象として出版される書物は単なる読み物にとどまることが多い。非専門家向けに書かれた書物で、数学の広い領域に渡り、深淵な数学の本質に迫るものは近年ほとんど見当たらなかった。本書は、この溝を埋める特徴的なものに仕上がっており、数学の教育に対する大きな貢献と評価され、本賞に相応しいものである。」

日本数学会の2019年度日本数学会出版賞告知ページはこちらです。
http://mathsoc.jp/publicity/pubprize2019.html
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