身体運動・健康科学ベーシック (電子書籍)

電子書籍
冊子版 電子書籍
著者
東京大学身体運動科学研究室
ジャンル
人文科学  > 教育
発売日
2022/03/22
ISBN
978-4-13-052707-1
判型・ページ数
A5 ・ 256ページ
定価
2,200円(本体2,000円+税)
在庫
在庫あり

※冊子版の情報を含みます

内容紹介
目次
著者紹介
身体の仕組み、スポーツ栄養学、心理学、バイオメカニクスなどの理論や、生活習慣病や熱中症などを予防するための健康と運動の関係、そして筋力や持久力を高めるトレーニング法など、基礎から実践までをていねいに解説した東大発入門テキスト。『教養としての身体運動・健康科学』(2009年刊)を改訂し、形もコンパクトにリニューアル。
はじめに

I 実技授業の目標

1 身体運動の意味と意義
 1.1 人間は何のために動くのか
 1.2 身体運動とはどういうことか
 1.3 運動不足による身体の危機
 1.4 身体運動の効果
 1.5 スポーツとは何か

2 身体運動科学
 2.1 身体運動科学とは何か
 2.2 身体運動関連授業の教育目標

II 運動の基礎

1 筋肉の構造と働き
 1.1 筋肉は何のためにあるのか
 1.2 筋肉はどのような構造をしているか
 1.3 筋収縮のしくみはどこまでわかったのか
 1.4 筋線維のタイプとは何か
 1.5 筋肉の特性は運動能力とどのように関係するのか
 1.6 運動・トレーニングにより筋肉が太く、強くなるしくみとは
 1.7 筋肉がバネのような動きを生み出せるのはなぜか
 1.8 筋肉は加齢によりどのように変化するのか

2 呼吸循環と酸素摂取
 2.1 肺での酸素摂取量はどう行なわれるのか
 2.2 血液循環のしくみ
 2.3 最大酸素摂取量と持久力
 2.4 運動強度の表し方
 2.5 運動のエネルギー消費量を知る

3 運動のエネルギー
 3.1 運動のエネルギー供給をどう考えたらよいのか
 3.2 ミトコンドリアとは何か
 3.3 持久的トレーニングとミトコンドリア
 3.4 糖は運動の主たるエネルギー源
 3.5 乳酸とLT
 3.6 運動時の脂肪の代謝
 3.7 肥満および体脂肪量と運動
 3.8 運動の疲労は何によって起こるのか

4 栄養
 4.1 エネルギー消費量とエネルギー摂取量
 4.2 エネルギー補給法:試合・レース前
 4.3 エネルギー補給法:試合・レース中
 4.4 エネルギー補給法:試合・レース後
 4.5 トレーニング期の食事法
 4.6 運動時の水分補給
 4.7 運動時における微量栄養素の役割:ビタミン・ミネラル

5 動作と神経
 5.1 反射
 5.2 姿勢とその制御
 5.3 歩行の神経制御
 5.4 ニューロリハビリテーション
 5.5 神経系の発達
 5.6 素早く正確な動作の制御
 5.7 脱力の神経機構
 5.8 意思決定とリスク管理

6 脳と運動
 6.1 運動の制御に関わる脳・神経機構
 6.2 脊髄と運動ニューロン、脊髄への種々の下行路
 6.3 大脳皮質運動関連領域、大脳基底核
 6.4 小脳
 6.5 シナプス、ニューロンと自発的な運動(習慣)

7 スポーツ心理
 7.1 運動スキルの学習過程
 7.2 心理的ストレスとあがり
 7.3 運動の心理的効果
 7.4 身体運動の自己組織化
 7.5 身体性認知

8 バイオメカニクス
 8.1 バイオメカニクスとは
 8.2 身体重心の位置と運動
 8.3 日常生活動作の機能を維持するための筋力
 8.4 投動作におけるムチ的な動き
 8.5 身体のバネを活かすとは
 8.6 走動作
 8.7 スポーツにおける衝突現象
 8.8 反動をつけると高く跳べる理由

9 スポーツ医学
 9.1 スポーツ医学とは
 9.2 運動と健康
 9.3 生活習慣病・メタボリックシンドローム
 9.4 運動器と運動器症候群(ロコモティブシンドローム)
 9.5 異常環境と熱中症
 9.6 スポーツによる内科的障害
 9.7 スポーツによる外傷・障害
 9.8 歯のスポーツ医学

III 運動の実践

1 共通基礎実習
 1.1 共通基礎実習の目的と概要
 1.2 つもりと実際
 1.3 救急処置
 1.4 呼吸循環と健康
 1.5 人間の基本動作

2 筋力トレーニング
 2.1 筋力トレーニングとは
 2.2 筋力トレーニングの実際

3 持久的トレーニング
 3.1 持久的トレーニングの三原則
 3.2 ペース走,インターバル、レペティション
 3.3 トレーニングに唯一絶対の正解はない
 3.4 トレーニングの組み立て
 3.5 ポラライズドトレーニング
 3.6 量だけでなく強度の視点が重要
 3.7 高強度インターバルトレーニング
 3.8 球技のための持久的トレーニング
 3.9 健康増進のための持久的トレーニング

4 メディカルケアコース
 4.1 整形外科的外傷、疾患、障害とスポーツ
 4.2 整形外科領域の外傷
 4.3 内科的疾患とスポーツ
 4.4 精神科的疾患・障害とスポーツ
 4.5 障がい者スポーツ

5 東京大学教養学部体力テスト
 5.1 体力テストの内容と方法
 5.2 体力テスト平均値の年次推移
 5.3 東京大学体力テスト研究(UTokyo Fitness Study: UTFS)

身体運動・健康科学実習関連実技科目履修の参考

付録
 体力測定値記入表 
 体力テスト得点換算表
 共通基礎実習「つもりと実際」記録用紙 
 共通基礎実習「救急処置」記録用紙 
 共通基礎実習「呼吸循環と健康」記録用紙 
 共通基礎実習「人間の基本動作」記録用紙 
 骨格筋図 
 骨格の全景 
 身体における関節のまわりの骨格の運動 
 400m1週時間の速度換算表
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