マックス・ヴェーバー

ある西欧派ドイツ・ナショナリストの生涯

著者
今野 元
ジャンル
人文科学  > 哲学・思想・倫理
社会科学  > 政治
発売日
2007/12/03
ISBN
978-4-13-036230-6
判型・ページ数
A5 ・ 512ページ
定価
10,450円(本体9,500円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
ドイツの近代化と歩を同じくして生涯を駆け抜けた知的巨人は政治と如何に格闘したか? 激動の時代、ドイツ存亡のため西方と東方の間で右往左往し、将来を悲観しつつ失意のなかで世を去ったヴェーバー波瀾の生涯を、未公刊史料を踏まえて克明に描き出す。斬新なヴェーバー論にして伝記の決定版。
序 論 西欧主義の脱構築
第1章 政治的人格の形成 1864年-1892年
1 生育環境/2 政治的古典との対決/3 政治史叙述の試み/4 学生組合への加入/5 軍隊生活の体験/6 ドイツ内政の考察
第2章 プロイセン・ユンカーとの対決 1892年-1904年
1 「非常に純粋なブルジョア」の貴族批判/2 ポーランド人農業労働者論の展開/3 取引所論の展開4/ フリードリヒ・ナウマンとの連携/5 フライブルク講演「国民国家と経済政策」/6 神経症の苦悩
第3章 ドイツの人間的基礎への批判 1904年-1914年
1 「市民層の封建化」論/2 「官僚制」論/3 アメリカ旅行による刺激/4 ロシヤ政治の分析
第4章 第一次世界戦争での奮闘 1914年-1918年
1 政治的学者の「出陣」/2 戦争目的論の展開/3 東中欧民族問題への取り組み/4 アメリカ合衆国参戦回避の運動/5 ドイツ帝国及び連邦諸国の内政改革構想
第5章 失意の死 1918年-1920年
1 ドイツ帝国の崩壊/2 ドイツ国民国家保全の闘争/3 ヴァイマール共和国の国制構想/4 最終局面
結 論 知性主義の逆説
マックス・ヴェーバー
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