大衆化とメリトクラシー

教育選抜をめぐる試験と推薦のパラドクス

著者
中村 高康
ジャンル
人文科学  > 教育
発売日
2011/03/17
ISBN
978-4-13-056220-1
判型・ページ数
A5 ・ 256ページ
定価
4,840円(本体4,400円+税)
在庫
品切れ・重版未定
内容紹介
目次
著者紹介
戦後の教育をめぐる議論では、入学試験の競争の激化が前提とされてきた。しかしその背後で、試験とは異質なはずの選抜制度――推薦入学――が着実に普及してきている。それはいったいなぜなのか。歴史的考察と現状分析から、日本のメリトクラシーの特性を解き明かす。
序章 現代の教育と選抜をどうとらえるか
1章 再帰的メリトクラシーの社会
2章 選抜の文明史――推薦から試験へ
3章 教育の大衆化と推薦入学――マス選抜の成立史
4章 教育の大衆化と偏差値――もうひとつのマス選抜装置
5章 入試多様化と現代――マス選抜の遍在傾向の分析
6章 非進学校からの大学進学――マス選抜制度の機能
7章 四大シフト現象の内部過程――マス選抜のプロセス
終章 後期近代における教育と選抜
中村 高康
東京大学大学院教育学研究科教授
大衆化とメリトクラシー
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