大衆化とメリトクラシー
教育選抜をめぐる試験と推薦のパラドクス
内容紹介
目次
著者紹介
戦後の教育をめぐる議論では、入学試験の競争の激化が前提とされてきた。しかしその背後で、試験とは異質なはずの選抜制度――推薦入学――が着実に普及してきている。それはいったいなぜなのか。歴史的考察と現状分析から、日本のメリトクラシーの特性を解き明かす。
序章 現代の教育と選抜をどうとらえるか
1章 再帰的メリトクラシーの社会
2章 選抜の文明史――推薦から試験へ
3章 教育の大衆化と推薦入学――マス選抜の成立史
4章 教育の大衆化と偏差値――もうひとつのマス選抜装置
5章 入試多様化と現代――マス選抜の遍在傾向の分析
6章 非進学校からの大学進学――マス選抜制度の機能
7章 四大シフト現象の内部過程――マス選抜のプロセス
終章 後期近代における教育と選抜
1章 再帰的メリトクラシーの社会
2章 選抜の文明史――推薦から試験へ
3章 教育の大衆化と推薦入学――マス選抜の成立史
4章 教育の大衆化と偏差値――もうひとつのマス選抜装置
5章 入試多様化と現代――マス選抜の遍在傾向の分析
6章 非進学校からの大学進学――マス選抜制度の機能
7章 四大シフト現象の内部過程――マス選抜のプロセス
終章 後期近代における教育と選抜