言語科学の世界へ

ことばの不思議を体験する45題

著者
東京大学言語情報科学専攻
ジャンル
人文科学  > 言語学
発売日
2011/07/13
ISBN
978-4-13-083055-3
判型・ページ数
A5 ・ 272ページ
定価
3,300円(本体3,000円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
ことばの現象は、驚きや面白さに満ちている。ことばの多様性のなかにある法則性とは? 意味、音、変異などの現象に対する考え方を紹介、さらに言語データを分析する問題を盛り込む。研究のプロセスを実感できる、新しいタイプの入門書。
I 意味
第1章 「します」と「するんです」:ノダの意味と機能(近藤安月子)
第2章 意味構造の骨組みと肉付け:二つのタイプの他動詞(伊藤たかね)
第3章 「行く」時、 「来る」時:直示表現の視点(中澤恒子)
II 対照
第4章 日本語と朝鮮語は本当に似ているか:属格助詞の対照研究(生越直樹)
第5章 能力・状況・技能を表す助動詞:中国語の可能表現(楊凱栄)
第6章 応え合うことばの要素:ドイツ語・スワヒリ語・オノンダガ語などに見る「一致」の現象(中澤恒子)
III 構造
第7章 一人二役か、 役割のミスマッチか:コントロールと繰り上げ(伊藤たかね)
第8章 動作主体と対象の交代:受動態とはなにか(中澤恒子)
IV 変異
第9章 「女性」の意味は悪化する?:英語の意味変化(寺澤盾)
第10章 スペイン語の変化と変異:音声・文字・文法・語彙(上田博人)
第11章 いきものとことばの適応・発生:言語の進化論(田中伸一)
V 音
第12章 音のいちゃつきと仲たがい:セグメントの音声文法 (田中伸一)
第13章 音のメリハリとフットワーク:プロソディの音声文法(田中伸一)
VI 処理
第14章 ヒントは肝心:文法的曖昧性から考える人間の文解析のしくみ(広瀬友紀)
第15章 空気は読むもの、それとも吸うもの:語の意味と文脈(加藤恒昭)
VII 問題の解答・解説
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