バリアフリー・コンフリクト

争われる身体と共生のゆくえ

著者
中邑 賢龍
福島 智
ジャンル
社会科学  > 社会・福祉
発売日
2012/08/31
ISBN
978-4-13-052024-9
判型・ページ数
A5 ・ 272ページ
定価
3,190円(本体2,900円+税)
在庫
品切れ・重版未定
内容紹介
目次
著者紹介
社会制度のバリアフリーは、科学の進展だけでは実現せず、また新しい問題の地平をひらきもする。人口内耳、障害者雇用制度、リハビリテーション……、立場によって目標が異なるばかりか、「争われる」バリアフリーすらある。東京大学のプロジェクトが発信する、現代社会の「バリアフリーのテキスト」。 【テキストデータ提供のお知らせ】  本書をご購入いただいた読者の方で、視覚障害、肢体不自由などの理由で本書を印刷媒体で利用することが困難な方に限り、点訳ソフトや読み上げソフトで利用可能な本書のテキストデータを提供いたします。希望される方は、以下の方法に従ってお申し込みください。  本書についている帯の書名が表示された部分を切り取ったものもしくは帯全体、お名前・ご住所・電話番号・データの収録を希望するメディア(CD-Rかフロッピーディスク)を明記した用紙、200円分の切手を同封し、以下の住所へお申し込みください。  送付先・お問い合わせ先  東京大学出版会 販売部『バリアフリー・コンフリクト』係  〒153-0041 東京都目黒区駒場4-5-29  電話:03-6407-1069  テキストデータの利用は視覚障害などの理由で印刷媒体の利用が困難な方に限り認めます。内容の改変や流用、転載、その他営利を目的とした利用を禁じます。
序章(中邑賢龍)
第I部 バリアフリー・コンフリクトの実状
第1章 バリアフリーはなにをもたらしたのか?(中邑賢龍)――「能力」の保障・代替・増強のいま
第2章 役立つはずなのに使われない……――支援技術の開発と利用の狭間(巖淵 守)
第3章 人工内耳によって「ろう文化」はなくなるか?――ろう者の言語権・文化権と「音を聞く権利」を両立させる(大沼直紀)
第4章 障害者雇用って本当に必要なの?――制度の功罪と雇用の未来(岡 耕平)
第5章 読み書きできない子どもの難関大学進学は可能か?――障害学生への配慮と支援の公平性(近藤武夫)
インターミッション:「障害者」って誰?
第II部 バリアフリー・コンフリクトの論理
第6章 障害者への割引サービスをずるいと感じるあなたへ――「公平性」をめぐるコンフリクト(飯野由里子)
第7章 障害者のアートが問いかけるもの――「表現」をめぐるコンフリクト(田中みわ子)
第8章 裁かれない人がいるのはなぜか?――「責任」をめぐるコンフリクト(星加良司)
第9章 聴覚障害者のアイデンティティ・トラブル――テクノロジーの利用によって生じるコンフリクト(中野聡子)
第10章 「回復」と「代償」のあいだ――身体変容によって生じるコンフリクト(熊谷晋一郎)
あとがき
読書案内
コラム多数(上田一貴、大河内直之、ほか)
バリアフリー・コンフリクト
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