「血」の政治学を越えて

著者
川島 浩平
竹沢 泰子
ジャンル
人文科学  > 一般
人文科学  > 哲学・思想・倫理
人文科学  > 歴史
人文科学  > 文化人類学
シリーズ
人種神話を解体する
発売日
2016/09/30
ISBN
978-4-13-054143-5
判型・ページ数
A5 ・ 384ページ
定価
5,500円(本体5,000円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
複数のルーツをもつ人びとは称揚と差別のもと「何者」として社会に位置づけられるのか。また彼らは当事者としてどのような葛藤・交渉を経ながら自らの生き方を模索しているのか。アイヌ、沖縄、在日外国人、「ハーフ」の歴史と現在に迫る。
刊行のことば

序 章 混血神話の解体と自分らしく生きる権利(竹沢泰子)
 
第I部 表象と帝国・占領・植民地主義
第1章 「ハーフ」をめぐる言説:研究者や支援者の叙述を中心に(岡村兵衛)
第2章 1930年代の映画が描いた「混血児」とその「母」(高美哿)
第3章 日本における「混血児」のディスクール:「戦前」と「戦後」(成田龍一)
第4章 人種化される欲望:「沖縄」をめぐる映画的想像力の一考察(菅野優香)

第II部 「混血」「ミックス」から歴史を読み直す
第5章 植民地統治下の白人性と「混血」:英領インドの事例から(水谷 智)
第6章 アメリカスポーツ発展期における混血アスリートの人種意識(川島浩平)
第7章 日系アメリカ人とミックスレイスの歴史,1868-1930年(ダンカン・ウィリアムス/辛島理人訳)

第III部 自分らしい生き方を求めて
第8章 ミックスレイス日系人アーティストの作品と語り:人種カテゴリをめぐる解釈と表現の戦略(竹沢泰子)
第9章 在日朝鮮人 = 日本人間「ダブル」の民族経験:共約不可能性を見すえた共同性を目指して(李洪章)
第10章 差異の交渉とアイデンティティの構築:日本とパキスタンの国境を越える子どもたち(工藤正子)
第12章 ミックスレイスの沖縄人とその曖昧なはざま(ミッツィ・ウエハラ・カーター/河口和也、川島浩平訳)

索引(事項・人名)
執筆者・訳者紹介

Dismantling the Race Myth Volume3, Hybridity : Beyond the Politics of“Blood”
Kohei KAWASHIMA and Yasuko TAKEZAWA, editors
「血」の政治学を越えて
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