ウサギ学

隠れることと逃げることの生物学

著者
山田 文雄
ジャンル
自然科学  > 生物
シリーズ
ナチュラルヒストリーシリーズ
発売日
2017/02/27
ISBN
978-4-13-060199-3
判型・ページ数
A5 ・ 270ページ
定価
4,950円(本体4,500円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
ようこそ、ウサギの世界へ! 日本固有種ニホンノウサギ、特別天然記念物アマミノクロウサギそして侵略的外来種アナウサギ……かれらは捕食者から隠れて逃げるという戦略で長い時間を生き延びてきた。40年にわたりウサギ研究に取り組んできた研究者による集大成。
第1章 ウサギと人間――古くからのつきあい  
 捕らえる――狩猟
 食べる――食糧
 飼いならす――家畜化
 まとう――毛皮
 そこなう――被害
 知る――文化史

第2章 ウサギ学概論――分類・分布・進化 
 分類と分布
 生物学的特徴
 起源と系統
 日本のウサギ
 ウサギ科――穴居性から走行性へ

第3章 ノウサギ――走ることへの適応  
 固有種ニホンノウサギ
 白変化する体毛
 効率よい繁殖方法
 成長と発育
 食害問題と採食生態
 生態系のなかのノウサギの役割
 ノウサギの生息数減少と希少種問題

第4章 アナウサギ――穴居生活への適応と侵略的外来種問題
 起源と原産地
 侵略的外来種アナウサギの現状
 野生化アナウサギの影響と対策――石川県七ツ島大島の事例
 侵略的外来種としての対策――海外の事例

第5章 アマミノクロウサギ――日本の特別天然記念物
 奄美大島と徳之島
 発見史
 外部形態と分子系統
 生活史
 分布や生息数の変化と減少要因
 絶滅危惧種を保全する意味
 保護対策の取り組みと課題

第6章 ウサギ学のこれから――保全生物学の視点
 研究の現状と今後の課題
 研究者の交流
 希少種の保全
 これからのウサギ学

ウサギ学
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