ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化

著者
長谷 正人
ジャンル
人文科学  > 哲学・思想・倫理
人文科学  > 美学・芸術
発売日
2017/09/12
ISBN
978-4-13-003380-0
判型・ページ数
四六 ・ 288ページ
定価
3,850円(本体3,500円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
写真やジオラマ、映画、テレビなどといった複製技術による映像文化が切り開く「自由な活動の空間」の可能性を、高踏的なモダニズムではなく、ヴァナキュラー・モダニズム――日常生活の身体感覚に根差した――の視点から探究する、横断的映像文化論の試み。
序 論

第1部 ジオラマ化する世界
1  創造とは何か?:フーコー,キアロスタミ,デリダ
2 『明るい部屋』を読み直す:写真,バルト,時間
3  ヴァナキュラー・モダニズムとしての心霊写真
4  カール・エイクリー/杉本博司の生態ジオラマ
5  ジオラマとしてのクロード・モネの庭園
6  イーストウッド『父親たちの星条旗』,あるいはジオラマの内と外
7  ヴァナキュラー・イメージとメディア文化:シミュラークルとしての「ルー大柴」

第2部 戦後日本映画とポストモダン
8  小津安二郎と戦後日本社会の変容:反=接吻映画としての『晩春』
9  長谷川伸と股旅映画:暮らしの倫理と映画
10 高倉健と消費社会:転換期の日本映画
11 日本映画のポストモダン:鈴木清順,相米慎二,澤井信一郎

第3部 テレビというヴァナキュラーな公共圏
12 テレビ,生活革命,子どもの民主主義
13 クイズ化するテレビ,あるいはテレビの文化人類学
14 山田太一,あるいは「愚痴の公共圏」の可能性
15 山田太一,「パーソナルな文化」としてのテレビドラマ
16 永六輔,アマチュアリズムと放送の民主主義
17 大量消費社会とパーソナル文化

あとがき

Vernacular Modernism in Visual Cultures
Masato HASE
ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化
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