臨床心理学入門
試し読み
- 著者
-
スーザン レウェリン
著
ケイティ アフェス-ヴァン・ドーン 著
下山 晴彦 編訳
- 発売日
- 2019/03/25
- ISBN
- 978-4-13-012115-6
- 判型・ページ数
- 四六 ・ 248ページ
- 定価
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 在庫
- 在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
臨床心理職としての心構えや実際から、今後の臨床心理学の発展まで、臨床心理学における世界標準である内省的「科学者―実践者モデル」を基盤に、コンパクトにわかりやすく初学者に伝える。編訳により、公認心理師養成課程の「臨床心理学概論」にも対応。
Susan Llewelyn and Katie Aafjes-van Doorn, Clinical Psychology: A Very Short Introduction, Oxford University Press, 2017 を全訳。
※試し読み用のPDFをこちらからダウンロードできます。
※UTokyoBiblioPlazaで自著解説が公開されています。
【「訳者まえがき」より】
「 本書は、世界標準の臨床心理学の最前線をわかりやすく解説したテキストです。“わかりやすい”というのは、臨床心理学の基本が整理され、体系的にまとめられているからです。その点では入門書と言えます。これからの日本のヘルスケアを担っていく公認心理師や公認心理師を目指して学んでいる人にとっては、“臨床心理学の現在と未来”を知る上で恰好の教科書となります、全13回の講義から構成されており、1つ1つの講義を学ぶことで、臨床心理学の全てを段階的に習得できます。まさに公認心理師養成の学部カリキュラム「臨床心理学概論」の好適なテキストとなっています。
ただ、本書は、単なる入門書ではありません。現場で働く臨床心理職の視点から、実践に必要な知識と技能が体系的に解説されている実践書でもあります。読者は、本書を読むことでヘルスケアの現場で活躍する臨床心理職の活動の実際を体験的に知ることができます。多職種チームのリーダーとして活躍する臨床心理職の姿が、数多くの事例とともに具体的に描かれています。」
Susan Llewelyn and Katie Aafjes-van Doorn, Clinical Psychology: A Very Short Introduction, Oxford University Press, 2017 を全訳。
※試し読み用のPDFをこちらからダウンロードできます。
※UTokyoBiblioPlazaで自著解説が公開されています。
【「訳者まえがき」より】
「 本書は、世界標準の臨床心理学の最前線をわかりやすく解説したテキストです。“わかりやすい”というのは、臨床心理学の基本が整理され、体系的にまとめられているからです。その点では入門書と言えます。これからの日本のヘルスケアを担っていく公認心理師や公認心理師を目指して学んでいる人にとっては、“臨床心理学の現在と未来”を知る上で恰好の教科書となります、全13回の講義から構成されており、1つ1つの講義を学ぶことで、臨床心理学の全てを段階的に習得できます。まさに公認心理師養成の学部カリキュラム「臨床心理学概論」の好適なテキストとなっています。
ただ、本書は、単なる入門書ではありません。現場で働く臨床心理職の視点から、実践に必要な知識と技能が体系的に解説されている実践書でもあります。読者は、本書を読むことでヘルスケアの現場で活躍する臨床心理職の活動の実際を体験的に知ることができます。多職種チームのリーダーとして活躍する臨床心理職の姿が、数多くの事例とともに具体的に描かれています。」
訳者まえがき
第1講 臨床心理学とは何か
1 臨床心理学の多様性
2 臨床心理学の特徴
3 本書について
第2講 臨床心理職の専門性(1)
1 臨床心理職が目指すこと
2 臨床心理職が解決を支援する問題
3 臨床心理職の基礎教育
4 欧米における臨床心理学の発展
5 臨床心理学の独自性
第3講 臨床心理職の専門性(2)
1 専門性の基盤
2 職責
3 クライアントに合う
第4講 心理支援を利用する人々(1)
1 多様なクライアントとの出会い
2 幼児期,児童期,思春期
3 青年期から成人期の終わりまで
第5講 心理支援を利用する人々(2)
1 高齢者
2 知的障害のある人々
3 身体的病気や神経的障害を有する人々
第6講 臨床心理職の技能
1 臨床心理職の技能の種類
2 アセスメント
3 フォーミュレーション
4 介入
5 評価
6 研究および調査
7 コンサルテーション・スーパービジョン・マネジメント
第7講 臨床心理学の理論モデル
1 活動を組み立てるための枠組
2 行動論モデル
3 認知論モデル
4 心理力動論モデル
5 システム論モデル
6 統合的モデル
第8講 臨床心理職として働くために(1)
1 臨床心理職という仕事を選ぶ
2 臨床心理職資格を得るための教育訓練課程
3 大学院課程のテーマ
4 試験および登録
第9講 臨床心理職として働くために(2)
1 専門的内省の場としてのスーパービジョン
2 専門職の内側にある人間的反応
3 臨床心理職特有の困難
4 セルフケアをすること
5 終わりなき臨床心理職の仕事
第10講 現代臨床心理学の最前線(1)
1 臨床心理職の意見表明
2 社会における臨床心理職の役割
3 メンタルヘルス問題の要因に関する見解
4 心の働きとその影響に関する見解
5 変化はどのように生じるかに関する見解
6 臨床心理職の支援に関する見解
第11講 現代臨床心理学の最前線(2)
1 臨床心理職が議論しているテーマ
2 内省的であることに関する議論
3 科学者であると主張することに関する議論
4 科学者―実践者モデルに関する議論
5 臨床的有効性の要因に関する議論
第12講 発展する臨床心理学(1)
1 臨床心理学の国際的発展
2 臨床心理職の役割の変容
3 組織的な活動とリーダーシップ
4 さらなる責任を引き受けること――薬の処方
第13講 発展する臨床心理学(2)
1 臨床健康心理学の拡がり
2 予防と公衆衛生
3 研究活動の拡がり
4 科学技術の利用
5 ソーシャルメディアの利用
6 臨床心理学のさらなる発展に向けて
Clinical Psychology: A Very Short Introduction, First Edition,
Oxford University Press, 2017
by Susan Llewelyn and Katie Aafjes-van Doorn
Japanese Translation by Haruhiko SHIMOYAMA
第1講 臨床心理学とは何か
1 臨床心理学の多様性
2 臨床心理学の特徴
3 本書について
第2講 臨床心理職の専門性(1)
1 臨床心理職が目指すこと
2 臨床心理職が解決を支援する問題
3 臨床心理職の基礎教育
4 欧米における臨床心理学の発展
5 臨床心理学の独自性
第3講 臨床心理職の専門性(2)
1 専門性の基盤
2 職責
3 クライアントに合う
第4講 心理支援を利用する人々(1)
1 多様なクライアントとの出会い
2 幼児期,児童期,思春期
3 青年期から成人期の終わりまで
第5講 心理支援を利用する人々(2)
1 高齢者
2 知的障害のある人々
3 身体的病気や神経的障害を有する人々
第6講 臨床心理職の技能
1 臨床心理職の技能の種類
2 アセスメント
3 フォーミュレーション
4 介入
5 評価
6 研究および調査
7 コンサルテーション・スーパービジョン・マネジメント
第7講 臨床心理学の理論モデル
1 活動を組み立てるための枠組
2 行動論モデル
3 認知論モデル
4 心理力動論モデル
5 システム論モデル
6 統合的モデル
第8講 臨床心理職として働くために(1)
1 臨床心理職という仕事を選ぶ
2 臨床心理職資格を得るための教育訓練課程
3 大学院課程のテーマ
4 試験および登録
第9講 臨床心理職として働くために(2)
1 専門的内省の場としてのスーパービジョン
2 専門職の内側にある人間的反応
3 臨床心理職特有の困難
4 セルフケアをすること
5 終わりなき臨床心理職の仕事
第10講 現代臨床心理学の最前線(1)
1 臨床心理職の意見表明
2 社会における臨床心理職の役割
3 メンタルヘルス問題の要因に関する見解
4 心の働きとその影響に関する見解
5 変化はどのように生じるかに関する見解
6 臨床心理職の支援に関する見解
第11講 現代臨床心理学の最前線(2)
1 臨床心理職が議論しているテーマ
2 内省的であることに関する議論
3 科学者であると主張することに関する議論
4 科学者―実践者モデルに関する議論
5 臨床的有効性の要因に関する議論
第12講 発展する臨床心理学(1)
1 臨床心理学の国際的発展
2 臨床心理職の役割の変容
3 組織的な活動とリーダーシップ
4 さらなる責任を引き受けること――薬の処方
第13講 発展する臨床心理学(2)
1 臨床健康心理学の拡がり
2 予防と公衆衛生
3 研究活動の拡がり
4 科学技術の利用
5 ソーシャルメディアの利用
6 臨床心理学のさらなる発展に向けて
Clinical Psychology: A Very Short Introduction, First Edition,
Oxford University Press, 2017
by Susan Llewelyn and Katie Aafjes-van Doorn
Japanese Translation by Haruhiko SHIMOYAMA