コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求

ポスト・ヒューマン時代のメディア論

著者
伊藤 守
ジャンル
社会科学  > 社会・福祉
発売日
2019/09/24
ISBN
978-4-13-050198-9
判型・ページ数
A5 ・ 296ページ
定価
5,500円(本体5,000円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
情動化する(ポスト)メディアとすべてを市場化する新自由主義によってあらゆる事象は覆い尽くされた。コミュニケーション資本主義が全面展開した制御=管理型社会において、変貌を遂げる生権力によって窒息しかけ、放逐されつつある私たちの〈生〉のあり方の実相を浮かび上がらせる。「コミュニケーション資本主義」を冠した初の論集。
序──ポスト・ヒューマンの時代のメディア研究(伊藤 守)

第I部 コミュニケーション資本主義とは何か

第1章 デジタルメディア環境の生態系と言説空間の変容(伊藤 守)
第2章 コミュニケーション資本主義における個人と集団の変容(水嶋一憲)
第3章 ソーシャルメディアはポピュリズムの夢を見るか?──コミュニケーション資本主義の条件(阿部 潔) 
第4章 ネットワークメディア時代における政治的公共圏の変容──「余計なものたち」の行方(清家竜介) 

第II部 コミュニケーション資本主義と生権力

第5章 生かさない〈生‐政治〉の誕生の再考――福祉制度×情報技術による「生存資源の分配」(柴田邦臣) 
第6章 スマートシティと生政治──パブリック‐プライベートの産業からコミュナルな統治へむけて(佐幸信介) 
第7章 生(バイオ)資本主義時代の生と芸術──クトゥルー新世・人工生命・生哲学(清水知子) 

第III部 コミュニケーション資本主義における抗争

第8章 デジタルメディア時代のジェンダー力学──韓国のインターネット空間における「女性」(平田由紀江) 
第9章 資本主義リアリズムからアシッド共産主義へ(毛利嘉孝)

コミュニケーション資本主義を知るためのキーワード
あとがき


Communicative Capitalism and "the Common":
For Analysis of Post-Media Ecology
Mamoru ITO, editor
伊藤 守
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。
主要著書に『情動の社会学』(青土社)、『情動の権力』(せりか書房)、『テレビは原発事故をどう伝えたのか』(平凡社)、『アフター・テレビジョン・スタディーズ』(共編著、せりか書房)、『よくわかるメディア・スタディーズ』(共編著、ミネルヴァ書房)など。
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