国境を越える危機・外交と制度による対応
アジア太平洋と中東
内容紹介
目次
著者紹介
アジア太平洋と中東を主な分析対象地域として、政治的危機と経済危機という国境を越える二つの危機の原因、危機の直接的な帰結とそれに対応するための処方箋、および危機の予防という三つの問題を考察する。国際危機に対して今後の知見を広げる。
※UTokyoBiblioPlazaで自著解説が公開されています。
※「危機対応学」全4巻のパンフレットをこちらからダウンロードできます(クリックするとPDFが開きます)
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序 章 国境を越える危機――その原因,帰結と対応,そして予防(保城広至)
1 はじめに
2 国際危機を引き起こす原因とその直接的対応
3 国際危機が変える制度
4 国際危機の予防
5 おわりに
第I部 危機の原因と直接的対応
第1章 アジア・中東――危機と秩序の構図(保城広至)
1 はじめに
2 国境と領土問題
3 評判(reputation)と地位(status)
4 攻撃同盟・防衛同盟
5 対称・非対称関係
6 経済的相互依存
7 革命と政治的リーダー
8 MID要因の検討
9 結論
第2章 戦後日米同盟の危機とレジリエンス――安倍=トランプ政権下での日米同盟の二つのシナリオと危機対応策(西川 賢)
1 はじめに
2 第一の危機――日米安全保障条約改定を巡って
3 第ニの危機――アメリカの衰退とニクソン・ショック
4 第三の危機――日米経済摩擦の余波
5 第四の危機――冷戦崩壊と同盟漂流
6 第五の危機?――ドナルド・トランプ政権下での日米同盟
7 おわりに
第3章 米中関係と危機――政治的意思による安定とその脆弱性(佐橋 亮)
1 はじめに
2 冷戦期の台湾海峡危機
3 1995~96年台湾海峡危機
4 米中対立と米台関係の進展
5 おわりに
第II部 危機の帰結
第4章 「危機的」な日中関係と対中感情温度(伊藤亜聖)
1 はじめに
2 日中関係の推移と対中感情
3 「正常な軌道」への回帰?
4 非対称な感情変化
5 おわりに
第5章 国際危機と日韓関係――日韓パートナーシップ宣言の促進剤としての国際危機(曺 良鉉)
1 はじめに
2 事例と理論の検討
3 国際危機と日韓関係
4 おわりに
第6章 アジア通貨金融危機と中央銀行の独立性強化――危機の責任とIMFコンディショナリティ(岡部恭宜)
1 はじめに
2 アジア通貨金融危機への各国の対応とIMFコンディショナリティ
3 中央銀行の独立性を強化する要因
4 独立は叶わぬ夢――タイ銀行
5 準備されていた独立――韓国銀行
6 スハルト体制からの脱却――インドネシア銀行
7 おわりに
第III部 危機の予防
第7章 戦争の危機と重要施設の移転――日中の比較史(丸川知雄)
1 はじめに
2 日本の重要施設移転(1943~45年)
3 中国の三線建設(1964~70年代)
4 危機対応に反映された国家と社会
5 おわりに
第8章 危機対応の制度化としての予防外交――OSCEモデルの中東への適用案(中村 覚)
1 はじめに――中東に予防外交を制度化する
2 OSCEは中東で有効な紛争予防制度か
3 中東における武力紛争やテロリズムの連鎖――予防外交の欠如
4 OSCEモデルをそのまま中東に適用できるか
5 中東安全保障協力機構(OSCME)の設計
6 中東における安全保障共同体の創出
7 おわりに――OSCMEを実現させるための政治
第9章 仮想通貨をめぐる危機対応と規制――古い革袋に新しい酒(中川淳司)
1 はじめに
2 仮想通貨の登場と発展
3 日本における仮想通貨規制の導入と発展
4 「危機対応」としての日本の仮想通貨規制の展開
5 おわりに
あとがき(保城広至)
国際政治危機年表について(松岡智之・保城広至)
経済危機年表について(松岡智之・保城広至)
Crises Beyond Borders:
Governance and Diplomacy in the Asia Pacific and the Middle East
Institute of Social Science - University of Tokyo, and Hiroyuki HOSHIRO, Editors
1 はじめに
2 国際危機を引き起こす原因とその直接的対応
3 国際危機が変える制度
4 国際危機の予防
5 おわりに
第I部 危機の原因と直接的対応
第1章 アジア・中東――危機と秩序の構図(保城広至)
1 はじめに
2 国境と領土問題
3 評判(reputation)と地位(status)
4 攻撃同盟・防衛同盟
5 対称・非対称関係
6 経済的相互依存
7 革命と政治的リーダー
8 MID要因の検討
9 結論
第2章 戦後日米同盟の危機とレジリエンス――安倍=トランプ政権下での日米同盟の二つのシナリオと危機対応策(西川 賢)
1 はじめに
2 第一の危機――日米安全保障条約改定を巡って
3 第ニの危機――アメリカの衰退とニクソン・ショック
4 第三の危機――日米経済摩擦の余波
5 第四の危機――冷戦崩壊と同盟漂流
6 第五の危機?――ドナルド・トランプ政権下での日米同盟
7 おわりに
第3章 米中関係と危機――政治的意思による安定とその脆弱性(佐橋 亮)
1 はじめに
2 冷戦期の台湾海峡危機
3 1995~96年台湾海峡危機
4 米中対立と米台関係の進展
5 おわりに
第II部 危機の帰結
第4章 「危機的」な日中関係と対中感情温度(伊藤亜聖)
1 はじめに
2 日中関係の推移と対中感情
3 「正常な軌道」への回帰?
4 非対称な感情変化
5 おわりに
第5章 国際危機と日韓関係――日韓パートナーシップ宣言の促進剤としての国際危機(曺 良鉉)
1 はじめに
2 事例と理論の検討
3 国際危機と日韓関係
4 おわりに
第6章 アジア通貨金融危機と中央銀行の独立性強化――危機の責任とIMFコンディショナリティ(岡部恭宜)
1 はじめに
2 アジア通貨金融危機への各国の対応とIMFコンディショナリティ
3 中央銀行の独立性を強化する要因
4 独立は叶わぬ夢――タイ銀行
5 準備されていた独立――韓国銀行
6 スハルト体制からの脱却――インドネシア銀行
7 おわりに
第III部 危機の予防
第7章 戦争の危機と重要施設の移転――日中の比較史(丸川知雄)
1 はじめに
2 日本の重要施設移転(1943~45年)
3 中国の三線建設(1964~70年代)
4 危機対応に反映された国家と社会
5 おわりに
第8章 危機対応の制度化としての予防外交――OSCEモデルの中東への適用案(中村 覚)
1 はじめに――中東に予防外交を制度化する
2 OSCEは中東で有効な紛争予防制度か
3 中東における武力紛争やテロリズムの連鎖――予防外交の欠如
4 OSCEモデルをそのまま中東に適用できるか
5 中東安全保障協力機構(OSCME)の設計
6 中東における安全保障共同体の創出
7 おわりに――OSCMEを実現させるための政治
第9章 仮想通貨をめぐる危機対応と規制――古い革袋に新しい酒(中川淳司)
1 はじめに
2 仮想通貨の登場と発展
3 日本における仮想通貨規制の導入と発展
4 「危機対応」としての日本の仮想通貨規制の展開
5 おわりに
あとがき(保城広至)
国際政治危機年表について(松岡智之・保城広至)
経済危機年表について(松岡智之・保城広至)
Crises Beyond Borders:
Governance and Diplomacy in the Asia Pacific and the Middle East
Institute of Social Science - University of Tokyo, and Hiroyuki HOSHIRO, Editors
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2020/07/13