教育学のパトス論的転回

著者
岡部 美香
小野 文生
ジャンル
人文科学  > 教育
発売日
2021/06/02
ISBN
978-4-13-056232-4
判型・ページ数
A5 ・ 512ページ
定価
13,200円(本体12,000円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
暗黙のうちに、教育は「より有能な」「より強い」人間を求め、合理性による支配・システムへの順応・交換価値を次代の子らに刷り込んできたことはないか。人間の「弱さ」から発想を転換すると見えてくるほのかな希望の教育学をめぐり、教育人間学を主導する一線の研究者たちがいま企てる、試みの論集。
序 章 教育学のパトス論的転回のために(小野文生)
第一章 「啓蒙の弁証法」を生きる
     ――「祈りとしての啓蒙」と「相互生成」(田中毎実)
第二章 木村素衛におけるイデアと救済(西村拓生)
第三章 蒙を啓くパトス/〈蒙〉に開くパトス(岡部美香)
第四章 パトスをめぐる啓蒙と野蛮の反転交錯
     ――アドルノによるボルノウ批判の再検証(井谷信彦)
第五章 「存在の謎」から人間形成を語り直す地平を求めて
     ――フランクルの主題〈意味/受苦〉を軸として(岡本哲雄)
第六章 経験とパトスのむすぼれをめぐる思考
     ――アーレントとアガンベンとともに(小野文生)
終 章 ロゴスに根づくパトス,そして,ヴェルブムに息吹くパトスへ(岡部美香)


The Pathological Turn of Education
Mika OKABE, Fumio ONO, Editors
岡部 美香
大阪大学大学院人間科学研究科教授
小野 文生
同志社大学グローバル地域文化学部教授
教育学のパトス論的転回
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