教育と国家形成 原書第2版 (冊子版)
- 冊子版 電子書籍
内容紹介
目次
著者紹介
グローバル時代の今日においても各国の普通教育・公教育の制度は一定でない。その差異には各国の国民統合、近代の経験の歴史が凝縮している。ヨーロッパ、アメリカ、日本、東アジア諸国の国家形成と教育制度の形成を歴史的に通覧する、教育史、比較教育学、教育政策史の基本文献。
Andy Green, Education and State Formation: Europe, East Asia and the USA, 2nd Edition (Palgrave Macmillan, 2013)を全訳。
Andy Green, Education and State Formation: Europe, East Asia and the USA, 2nd Edition (Palgrave Macmillan, 2013)を全訳。
日本語版への序文(アンディ・グリーン)
監訳者序文(岡田昭人)
はじめに
第I部 欧米における教育と国家形成
第1章 西洋諸国における国民教育制度の不均等発展
1-1 プロイセン 1780-1840年
1-2 フランス 1806-1882年
1-3 アメリカ 1830-1865年
1-4 イギリス 1839-1902年
1-5 初等教育の就学率
1-6 初等教育修了後の就学率
1-7 教師
1-8 識字率
第2章 国民教育制度の社会的起源
2-1 リベラルの理論
2-2 教育と産業革命――社会的統合と技能の提供
2-3 都市化、プロレタリア化と家族構成の変化
2-4 マーガレット・アーチャー――ウェーバー学派による説明
第3章 教育と国家形成
3-1 マルクス・エンゲルスと国家
3-2 グラムシの国家とヘゲモニー(覇権)
3-3 国家形成と不均一な教育の展開
第4章 ヨーロッパ大陸の教育と国家統制主義
4-1 教育とプロイセンの封建主義
4-2 プロイセンの国民教育の構造
4-3 フランスの教育と絶対主義
4-4 国民教育への青写真
4-5 教育とフランス革命
4-6 ナポレオンと国民教育
4-7 ブルボン王朝復古後の教育と国家
4-8 教育とブルジョワの支配
第5章 アメリカの経験――教育、国民性、非中央集権国家
5-1 植民地時代の教育
5-2 教育とアメリカ独立革命
5-3 共和政の初期における教育
5-4 改革の時代
第6章 イギリスの教育と自由主義国家
6-1 イギリスの特異性
6-2 教育と自由主義 1780-1839年
6-3 隠された官僚主義 1839-1869年
6-4 折衷的なシステム 1870-1902年
第I部のおわりに 西洋における教育と国家形成
第II部 東アジアにおける教育と国家形成
第7章 東アジアの国家と発展
7-1 国家形成と「後発的発展論」
7-2 フリードリヒ・リストと国家経済
7-3 新自由主義的発展論の神話
7-4 東アジアにおける国家形成と発展
7-5 東アジアにおいて急成長が平等を伴った理由
7-6 文化的遺産と遺産として残された組織
7-7 地政学的要素
7-8 経済政策
7-9 東アジアの開発国家と国家形成
7-10 国家形成における重商主義の再来とナショナリズムの役割
第8章 東アジアの教育と発展
8-1 教育と経済発展
8-2 発展への教育による貢献についての相反する諸説
8-3 教育と国家形成
8-4 東アジアの教育とその社会的目的の共通性
8-5 東アジアの技術形成の手法と開発国家の発展
8-6 1990年代後期に生じた国際化への挑戦
第II部のおわりに 東アジアにおける教育と国家形成
監訳者あとがき(堀尾輝久)
監訳者序文(岡田昭人)
はじめに
第I部 欧米における教育と国家形成
第1章 西洋諸国における国民教育制度の不均等発展
1-1 プロイセン 1780-1840年
1-2 フランス 1806-1882年
1-3 アメリカ 1830-1865年
1-4 イギリス 1839-1902年
1-5 初等教育の就学率
1-6 初等教育修了後の就学率
1-7 教師
1-8 識字率
第2章 国民教育制度の社会的起源
2-1 リベラルの理論
2-2 教育と産業革命――社会的統合と技能の提供
2-3 都市化、プロレタリア化と家族構成の変化
2-4 マーガレット・アーチャー――ウェーバー学派による説明
第3章 教育と国家形成
3-1 マルクス・エンゲルスと国家
3-2 グラムシの国家とヘゲモニー(覇権)
3-3 国家形成と不均一な教育の展開
第4章 ヨーロッパ大陸の教育と国家統制主義
4-1 教育とプロイセンの封建主義
4-2 プロイセンの国民教育の構造
4-3 フランスの教育と絶対主義
4-4 国民教育への青写真
4-5 教育とフランス革命
4-6 ナポレオンと国民教育
4-7 ブルボン王朝復古後の教育と国家
4-8 教育とブルジョワの支配
第5章 アメリカの経験――教育、国民性、非中央集権国家
5-1 植民地時代の教育
5-2 教育とアメリカ独立革命
5-3 共和政の初期における教育
5-4 改革の時代
第6章 イギリスの教育と自由主義国家
6-1 イギリスの特異性
6-2 教育と自由主義 1780-1839年
6-3 隠された官僚主義 1839-1869年
6-4 折衷的なシステム 1870-1902年
第I部のおわりに 西洋における教育と国家形成
第II部 東アジアにおける教育と国家形成
第7章 東アジアの国家と発展
7-1 国家形成と「後発的発展論」
7-2 フリードリヒ・リストと国家経済
7-3 新自由主義的発展論の神話
7-4 東アジアにおける国家形成と発展
7-5 東アジアにおいて急成長が平等を伴った理由
7-6 文化的遺産と遺産として残された組織
7-7 地政学的要素
7-8 経済政策
7-9 東アジアの開発国家と国家形成
7-10 国家形成における重商主義の再来とナショナリズムの役割
第8章 東アジアの教育と発展
8-1 教育と経済発展
8-2 発展への教育による貢献についての相反する諸説
8-3 教育と国家形成
8-4 東アジアの教育とその社会的目的の共通性
8-5 東アジアの技術形成の手法と開発国家の発展
8-6 1990年代後期に生じた国際化への挑戦
第II部のおわりに 東アジアにおける教育と国家形成
監訳者あとがき(堀尾輝久)