ヴェールのなかのモダニティ

ポスト社会主義国ウズベキスタンの経験

著者
帯谷 知可
ジャンル
人文科学  > 歴史
社会科学  > 政治
発売日
2022/02/01
ISBN
978-4-13-026171-5
判型・ページ数
A5 ・ 292ページ
定価
6,820円(本体6,200円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
ロシア帝国支配期からソ連期、そしてソ連解体後のウズベキスタンにおいて、ムスリム女性が着用するヴェールは、いかなる社会の変容を映し出してきたのか。「ヴェールのない社会」の構築がもたらした社会の亀裂の背景を解き明かし、新たなモダニティのあり方を模索する。
序 章 ポスト社会主義国のヴェール/スカーフ問題への視座

第一部 モダニティの追求の磁場としてのウズベキスタン
第一章 ウズベキスタンの成立――一九二四年中央アジア民族・共和国境界画定
第二章 独立後のウズベキスタンのナショナリズムの光と影
第三章 宗教とモダニティの相剋――イスラーム観をめぐる亀裂

第二部 イスラーム・ヴェール問題の歴史的展開
第四章 中央アジアにおける女性の装いとヴェール
第五章 帝政ロシアの「ムスリム女性」と「ヴェール」をめぐる言説
第六章 ソ連期ウズベキスタンの「女性」と「ヴェール」をめぐる言説と表象

第三部 現代ウズベキスタンの「ヴェールの政治学」
第七章 権威主義体制とイスラーム過激主義問題
第八章 「女性」と「ヴェール」をめぐるポスト社会主義時代の語り
第九章 新たなヴェール、新たな言説――「ヒジョブ」問題 
終 章 モダニティの長い道程は再び開かれるのか
帯谷 知可
京都大学東南アジア地域研究研究所准教授
ヴェールのなかのモダニティ
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