想起 (冊子版)
過去に接近する方法
- 冊子版 電子書籍
- 著者
-
森 直久
著
- シリーズ
-
知の生態学の冒険 J・J・ギブソンの継承
7
- 発売日
- 2022/07/06
- ISBN
- 978-4-13-015187-0
- 判型・ページ数
- 四六 ・ 272ページ
- 定価
- 3,850円(本体3,500円+税)
- 在庫
- 在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
過去を思い出す行為である想起を通じて、想起者の体験へと接近し得る可能性を追求する。記憶痕跡論や記憶構成論等の主張を批判的に辿り、ギブソンの生態学的知覚論を経由することで「生きている想起」を説明可能な新たな記憶・想起論=生態学的想起論を構想する。
序
第1章 エビングハウスと記憶の実験室研究
1 記憶の実験心理学の誕生
2 方法論的行動主義へ
3 動かない被験者
4 記憶憶痕は「生きている想起」の原基なのか
5 認識には表象が必要だという誤解に記憶憶痕論は基づいている
6 記憶痕跡論はなぜ維持されるのか
7 日常には「正解」も特権的存在者も存在しない
8 具体的な個人はどこにいるか
9 社会的媒体と環境の社会文化性の希薄さ
10 時間の欠如
第2章 バートレットを再構成する
1 バートレット、エビングハウスに抵抗する
2 スキーマ論――未完のアイデア
3 想起の社会心理学
4 事実の構築と想起の真実性
第3章 ナイサーの日常記憶研究
1 認知心理学の先駆者
2 生態心理学と認知心理学の間で
3 日常記憶の研究
4 ディーン証言研究
第4章 環境と接触した体験の想起
1 回復する身体
2 偽りの記憶
3 記憶の偽り
4 供述の信用性評価
5 物語壊しとしての供述分析
6 足利事件被疑者の身体と環境
7 スキーマアプローチ
8 ナビゲーション実験
9 交代優位語りvs.連続優位語り
10 呼称不安定vs.呼称安定
11 多面的な語りvs.平面的な語り
12 環境駆動型動機vs.内面駆動型動機
13 要請からのずれvs.要請への適合
14 想起の発達──個人内平準化と個人間平準化
15 被験者Kのケース
16 Kによる交代優位語りvs.連続優位語り
17 探査中の時間表現
18 移動を表現する線分と記号
第5章 想起の新しい理論
1 想起の理論化の試み
2 環境と身体
3 身体/環境の二重化
4 発話の道具的使用
5 記憶構成論とは何だったのか
6 「想起する自己」の発達論
7 原身体性と過程身体
8 抑圧身体
9 集権身体
10 抽象身体
11 生態学的想起論
12 おわりに
第1章 エビングハウスと記憶の実験室研究
1 記憶の実験心理学の誕生
2 方法論的行動主義へ
3 動かない被験者
4 記憶憶痕は「生きている想起」の原基なのか
5 認識には表象が必要だという誤解に記憶憶痕論は基づいている
6 記憶痕跡論はなぜ維持されるのか
7 日常には「正解」も特権的存在者も存在しない
8 具体的な個人はどこにいるか
9 社会的媒体と環境の社会文化性の希薄さ
10 時間の欠如
第2章 バートレットを再構成する
1 バートレット、エビングハウスに抵抗する
2 スキーマ論――未完のアイデア
3 想起の社会心理学
4 事実の構築と想起の真実性
第3章 ナイサーの日常記憶研究
1 認知心理学の先駆者
2 生態心理学と認知心理学の間で
3 日常記憶の研究
4 ディーン証言研究
第4章 環境と接触した体験の想起
1 回復する身体
2 偽りの記憶
3 記憶の偽り
4 供述の信用性評価
5 物語壊しとしての供述分析
6 足利事件被疑者の身体と環境
7 スキーマアプローチ
8 ナビゲーション実験
9 交代優位語りvs.連続優位語り
10 呼称不安定vs.呼称安定
11 多面的な語りvs.平面的な語り
12 環境駆動型動機vs.内面駆動型動機
13 要請からのずれvs.要請への適合
14 想起の発達──個人内平準化と個人間平準化
15 被験者Kのケース
16 Kによる交代優位語りvs.連続優位語り
17 探査中の時間表現
18 移動を表現する線分と記号
第5章 想起の新しい理論
1 想起の理論化の試み
2 環境と身体
3 身体/環境の二重化
4 発話の道具的使用
5 記憶構成論とは何だったのか
6 「想起する自己」の発達論
7 原身体性と過程身体
8 抑圧身体
9 集権身体
10 抽象身体
11 生態学的想起論
12 おわりに