人口と感染症の数理はいかに創られてきたか

個体群ダイナミクスの数学史

著者
ニコラ・バカエル
稲葉 寿
國谷 紀良
中田 行彦
竹内 康博
ジャンル
自然科学  > 数学
発売日
2022/11/29
ISBN
978-4-13-063906-4
判型・ページ数
A5 ・ 228ページ
定価
3,850円(本体3,500円+税)
在庫
在庫あり
内容紹介
目次
著者紹介
COVID-19というパンデミックに見舞われ、一般的にも「基本再生産数」とその数理モデルが注目されるようになった。本書は、初等数学を使った数理モデルの解説とその分野を開拓した研究者の紹介というコンセプトで、13世紀から現在に至る歴史的発展を追うユニークな入門書。初学者に最適。
フランスの数学者・数理生物学者であるニコラ・バカエル (Nicolas Bacaër) の著作、Histoires de mathématiques et de populations (Cassini Éditeurs, Paris, 2008) の全訳。ただし、本書は日本語版独自の2章分 (23章、27章)を補い、訳注で必要なアップデートをおこなった、仏語原著ともその英訳(A Short History of Mathematical Population Dynamics, Springer, 2011) とも異なる増補新版。
日本語版はじめに
訳者まえがき

第1章 フィボナッチ数列(1202)
第2章 ハレーの生命表(1693)
第3章 オイラーと人口の幾何学的成長(1748-1761)
第4章 ダニエル・ベルヌーイ、ダランベールと天然痘の予防接種(1748-1761)
第5章 マルサスと幾何学的成長に対する障害(1798)
第6章 フェアフルストとロジスティック方程式(1838)
第7章 ビエナイメ、クールノーと姓の消滅(1845-1847)
第8章 メンデルと遺伝の法則(1865)
第9章 ゴルトン、ワトソンと姓の消滅問題(1873-1875)
第10章 ロトカと安定人口理論(1907-1911)
第11章 ハーディ-ワインベルクの法則(1908)
第12章 ロナルド・ロスとマラリア(1911)
第13章 ロトカ、ヴォルテラと捕食者-被食者系(1920-1926)
第14章 フィッシャーと自然淘汰(1922)
第15章 ユールと進化(1924)
第16章 ケルマックとマッケンドリックの感染症流行モデル(1926-1927)
第17章 ホールデンと突然変異(1927)
第18章 アーラン、ステフェンセンと姓の消滅問題(1929-1933)
第19章 ライトとランダムな遺伝的浮動(1931)
第20章 遺伝子の拡散(1937)
第21章 レスリー行列(1945)
第22章 パーコレーションと感染症(1957)
第23章 木村資生と中立進化説(1968)
第24章 ゲーム理論と進化(1973)
第25章 カオス理論(1974)
第26章 中国の一人っ子政策(1980)
第27章 基本再生産数(1990)
第28章 現代の諸問題
ニコラ・バカエル
フランス国立開発研究所
稲葉 寿
東京大学大学院数理科学研究科教授
國谷 紀良
神戸大学大学院システム情報学研究科准教授
中田 行彦
青山学院大学理工学部教授
竹内 康博
静岡大学名誉教授
人口と感染症の数理はいかに創られてきたか
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