澤田典子著『古代マケドニア王国史研究』が、1/29『読売新聞』で紹介

澤田典子著『古代マケドニア王国史研究――フィリッポス二世のギリシア征服』が、1/29『読売新聞』読書面で紹介されました。評者は遠藤乾・東京大学大学院法学政治学研究科教授。

30年に及ぶ格闘の末、フィリッポスの足跡を大著にまとめた。古今の西洋語を駆使し、墓や碑に当たる。厳格に時系列を整理し、定説と俗説、事実と神話をより分ける。鮮やかに蘇ったのが、古代マケドニアの王国史である。重厚な研究書だが、一般の読者にも開かれた労作だ。饗宴に値する。

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