『ルネッサンス史』が5/3「毎日新聞」で紹介

「芸術・文化を超えた西欧の一大現象――本書は,イタリア半島のみならずアルプス以北の諸国にまで視野を広げて,ルネッサンスの全体像を描こうとする大作である.おそらく独りの書き手による作品として類書すらない試みであろう.〔…〕二段組の本文約六百頁にわたる叙述はたんたんと進みながらも,西欧とよばれる地域を縦横かつ公平に見つめる意志に貫かれている.これまで芸術や文化に偏りがちなルネッサンス史だったが,その背景に,経済,政治,社会,技術,人口などの生態がひそむことにあらためて驚かされるだろう.」(評者:本村凌二氏・早稲田大学特任教授:西洋史)
書影をクリックすると書誌情報ページへ移動できます.
シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加