内尾太一『復興と尊厳』が2/10「河北新報」で紹介
2019/02/18 書評・メディア掲載

内尾太一『復興と尊厳』が2/10「河北新報」で紹介されました。
「被災者支援見つめ直す――惨状に心を痛めた多くの人が莫大な義捐金と物資を被災地へ贈った。そうした善意が被災生活の苦しみを和らげ、生活再建を助けたのは間違いない。しかし、遠隔からの匿名の贈与は、時がたつにつれ、返礼するすべのない被災者にとって精神的な負債にもなっていく。▼「被災者と呼ばれると通常の人よりランクが下みたい」という南三陸の人の複雑な思い。「対等であるべき市民同士の関係を、長引く支援が変質させているのでは」という支援する側の葛藤。聞き取りと実体験に基づく考察が続く」