江本弘『歴史の建設』が「東京人」7月号で紹介
2019/06/10 書評・メディア掲載

江本弘『歴史の建設』が「東京人」7月号で紹介されました。評者は五十嵐太郎氏(建築史家・建築評論)。
「一人の評論家の仕事から、アメリカの建築の歴史を読む――本書によれば、ゴシックか古典主義か、という様式の問題は同時代の日本(=明治期)では考えられないほど深く議論され、その融合としてクイーン・アン様式が持ち出され、さらにアメリカ建築の独立宣言としてヘンリー・リチャードソンの作品が理解されたという〔…〕本書はアメリカの建築の歴史がいかに作られ、自立したかを教えてくれる」