若林正丈・家永真幸編『台湾研究入門』が5/16『日本経済新聞』で紹介

若林正丈・家永真幸編『台湾研究入門』が5/16『日本経済新聞』で紹介されました。

複雑な「来歴」を多角的に考究――台湾は「諸帝国の周縁」といえる。そんな地政学上の特性を背景とした複雑な「来歴」を、20人を超える研究者たちがそれぞれに考究した成果をまとめている。「入門」と銘打ってはいるが、刺激的な論考が多い。3部構成で、第1部は日本の植民地統治の実像を探る。(…)第2部は「中国」とのかかわり、第3部は民主化の影響がテーマ。(…)「地域研究」という学問の広がりと奥深さを実感できる。民主化で台湾の研究環境が自由になり、日本の研究者との交流が深まったことも明らかにされる。その結実のひとつが本書で、感動を覚えるところがある。
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