『動物に「心」は必要か』著者・渡辺茂先生が8/19『朝日新聞』「ひと」で紹介

8/19『朝日新聞』2面コラム「ひと」で、『動物に「心」は必要か――擬人主義に立ち向かう』の著者・渡辺茂先生が紹介されました。

「動物の「心」に迫る心理学者――(…)ハトの識別能力を示した先駆的研究で知られ、「人々を笑わせ、考えさせる」イグ・ノーベル賞を1995年に受けた。(…)鳥の行動や認知能力を深く解明した功績に、7月、山階芳麿賞が贈られた。鳥の分類や生態、保全などが専門の歴代受賞者と比べると、異色の存在に見える。(…)ハトやカラスなどでさまざまな実験に取り組み、慶応大学名誉教授となった今も研究を続ける。海と川を回遊するウナギの記憶の不思議を解き明かすのが目標だ。長く動物と暮らして「人の心が唯一の心ではない」と思う。人の心は環境に適応して進化した多くの神経系の一つにすぎない。「だからこそ、私たちと違う動物の心に迫りたい」」
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